７２話 【始め少女視点】 ページ24
．
「お姉ちゃんのとこ行こーっと」
少女は再び人差し指をくるくる回し
不思議な力を使い研究所からＷ国へと移動した
ヘリから次々と人間が降りているのを確認する
「あ、居た」
ヘリから降りてきたAを見て顔が綻んだ
初めて興味と好奇心が湧き
その為に力を使いたいと思った唯一の人間
「私のお姉ちゃん」
気に入ったから幸せにしたいと思った
軍事基地内に入って行くAの後を追い
不思議な力を使い侵入するとトコトコ廊下を歩く
幹部達はそれぞれの自室に向かい
Aもペコっと頭を下げて自室に戻って行く
部屋まで着いて行こうとしたとき肩を掴まれた
コ「久しぶりやな、どこ行ってたんや？」
大「これはショッピ君が喜ぶで〜」
部屋に戻ったはずのコネシマと大先生が居た
2人はまだ少女の力に気付いておらず
ただここに帰って来たと思っているんだろう
コ「とりあえずグルッペンとこ行くか？」
大「せやね、ただいま言いに行こ」
優しく差し出された手を払い除けた
大「どしたん？」
大先生がしゃがみ込んで不安気に少女を見る
「私、お姉ちゃんとこ行く」
大「お姉ちゃん？ここに居るん？」
少女は何も言わず逃げるように駆け出した
大「あ、逃げられた」
コ「あーあ、大先生のせいやぞ」
僕のせいなん！？と嘆いた大先生をスルーして
コネシマは少女の後を駆け足で追いかける
大「待ってや〜」
コネシマと大先生で追いかけるが
意外とスピードが速くて中々距離が縮まらない
大「なんかあの子速ない！？」
コ「速すぎるやろ！！」
2人で騒ぎながら追いかけていると少女が
ある部屋の前で立ち止まり扉を数回ノックした
やっと追い付いた時、扉が開いてAが出る
「お姉ちゃん」
「えぇ！？なんでここに居んの！？」
Aは酷く驚いた様子で目を見開いていた
「一人でここまで来たの？」
話しながらしゃがみ込むと少女が抱き着く
それを受け止めて抱っこすると
肩で息をしている2人を見てぎこちなく笑った
少女を抱っこしたまま3人で総統室に向かう
「どうやってここまで来たん？」
「指をくるくるーってしたの」
指をくるくる回しただけでここまで来たのか
非現実的だけどこれまでの出来事を
踏まえて少女の話を信じるしかないのだろう
「そっかー、凄いやん！」
Aが笑顔で褒めると
少女は屈託のない笑みで笑いかけてくれた
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アイス！ - ゼロちゃんがかわいかった！(泣)ゼロちゃんとは絶対別れたくないよね (2020年10月11日 15時) (
レス) id: 7b09c37ff3 (このIDを非表示/違反報告)
アイス！ - あ〜、、、ふしぎな話☆ (2020年10月11日 15時) (レス) id: 7b09c37ff3 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - コメント、そして応援ありがとうございます！！新作投稿に向けて頑張ります！！ (2020年3月20日 10時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
つきみうどん - 神作品すぎません？？占ツクめちゃめちゃ久しぶりにみた初めの作品がこれだったのでもう本当に泣きました。うん泣きました()これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年3月20日 0時) (レス) id: d84db328f6 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - がんばりますっ！ (2020年3月7日 11時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2020年3月1日 18時
