６３話 ページ15
．
被検体001はまだ小さな女の子だった
不思議な能力と綺麗な宝石のネックレスを持ち
Ｄ国の発展に関わるとても大切な貴重なサンプル
研究が進んで行く内に彼女の能力と
ネックレスが深く関与していることがわかった
「(不思議な能力って…マンガかよ)」
そんなことを思いながら話を聞く
研究者達がネックレスを取ろうとしたところ
少女の能力が暴走、そのまま脱走されてしまった
「(んでその後Ｗ国の人に保護されたんだ)」
しばらくの間保護されていたがまた脱走し
その能力とやらを使って私が元いた世界に来て
何らかの理由があって私にネックレスを託した
「(それにしたって何で私なんやろ…？)」
ネックレスを託すにしてもこの世界に
送り込んだらまた狙われて奪われるかもしれない
実際あのハゲにネックレス取られてるし
「まずネックレスを取り返さなきゃ」
その前にこの部屋から出なきゃいけないけど…
？「そろそろかな…？」
「何が？」
銀髪男は時計を確認してそう呟いた
？「君には言ってなかったんだけど実は」
そこまで言ったところで凄まじい爆発音が響く
「えぇ！？時限爆弾でも仕掛けたの！？」
？「違うよ、きっと助けが来たんだ」
反応する間も無く次の爆破,研究所内が揺れる
「助けって！？なんのこと！？」
？「だから君の助けだよ！Ｗ国の奴ら！！」
銀髪男は爆破のタイミングに合わせて
扉に思い切りタックルし,いとも簡単に破壊した
「おまっ、最初からそれせぇよ！！」
？「ほら！早く！！」
差し伸べられた手を握り破壊した扉の
下敷きになっている男達を踏み越えて脱出する
「助けが来るってわかってたの！？」
？「あぁ！スパイから連絡が来てたからな！」
スパイ！？海外映画か！？
そんなツッコミをしながら廊下を駆け抜ける
？「ハゲはまだ部屋に居るはず,取り返すぞ！」
「なんかお前急にキャラ変わってへん！？」
銀髪男はネクタイを外し眼鏡を投げ捨てた
研究所内は大混乱だ、廊下に人が溢れかえり
追いかけてきている男達もいつの間にか撒けた
爆発の衝撃で天井が落ち瓦礫が積み重なっている
？「このまま飛び越えるぞ！！」
「はぁ！？無茶苦茶やなほんま！！」
瓦礫を飛び越えたが着地の際に足を捻った
「ちょっと待って！足捻った！」
？「大丈夫！君なら大丈夫だ！！」
スパルタ鬼教官みたいになってますけど！？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1049人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイス！ - ゼロちゃんがかわいかった！(泣)ゼロちゃんとは絶対別れたくないよね (2020年10月11日 15時) (
レス) id: 7b09c37ff3 (このIDを非表示/違反報告)
アイス！ - あ〜、、、ふしぎな話☆ (2020年10月11日 15時) (レス) id: 7b09c37ff3 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - コメント、そして応援ありがとうございます！！新作投稿に向けて頑張ります！！ (2020年3月20日 10時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
つきみうどん - 神作品すぎません？？占ツクめちゃめちゃ久しぶりにみた初めの作品がこれだったのでもう本当に泣きました。うん泣きました()これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年3月20日 0時) (レス) id: d84db328f6 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - がんばりますっ！ (2020年3月7日 11時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なんとなく
| 作成日時：2020年3月1日 18時
