３９話 ページ40
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男の発言に2人は顔を見合わせる
男「逃げる心配するなら手網でも握っとけ」
どうやら逃げる気は無いようだが
襲撃してきた男の家に行くなど不用心極まりない
ゾ「一応グルッペンに報告しとこか」
ト「せやな」
グルッペンに報告すれば絶対この男の家に
行くよう指示されるだろうが一応言っておこう
ト「ちょっと待っとけ」
男「はいよー」
男を地下室に1人残しトントンとゾムは
未だ起きているであろうグルッペンの元へ向かう
総統室の扉をノックすると中から返事があって
起きていて良かった、と2人は安堵した
グ「男は何か喋ったか？」
中へ入るとすぐに男について聞かれる
ゾ「ペラペラ喋ってくれたで」
男が話した情報を全てグルッペンに報告し
家に案内してくれると言っていたことも伝えた
グ「Aを狙ったのか」
グルッペンは怒気を含んだ声色でそう呟く
ト「(自身の心配はせぇへんのか…)」
Aの心配ばかりで全く自分の心配をしない
グ「依頼人とやらも捕えて地下室行きだな」
ゾ「せやな！」
今日はもう遅いので明日にでも案内してもらい
男のパソコンに残っているメールの履歴を調べ
依頼人を特定するように言った
トントンとゾムは頷いて総統室を出ていく
ト「ゾムは部屋に戻ってええよ」
トントンはゾムを自室に戻らせたあと
虎柄マスク男が待っている地下室へと向かう
男「お、どうだった？」
ト「明日お前の家に案内してくれ」
男は不敵に笑い頷いた
ト「お前名前は？」
男「…俺に名前はねぇ、好きに呼んでくれ」
名前を聞かれ少しだけ男の笑みが崩れる
ト「そうか、また明日な」
男「おう、また明日」
地下室の電気を消し書記長室に戻ってから
トントンはあの男について複数の疑問を覚えた
男の表情と口振りからして嘘は言っていない
だが何故あの男は今日Aを含む幹部達が
外食をすることを知っていたんだろうか
外食をすることは今日いきなり決まったことで
幹部達しか知らないはずなのに、一体どうして
情報漏洩、軍内にスパイか？それとも盗聴器？
あの男に依頼した人物は何で
昨日来たばかりのAを欲しがっているんだ
考えれば考える程、よくわからない
ト「(いずれにせよ明日全てがわかるはず)」
あの男のパソコンを調べればわかる事だ
眠気が襲ってきて頭が上手く働かない
とりあえず今日はもう寝て明日に託そう
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人間失格(プロフ) - 夢主のエッセエセの関西弁可愛い (2020年12月28日 5時) (
レス) id: d6350dd420 (このIDを非表示/違反報告)
きゅーさん - この作品めちゃめちゃ好きです！２週目行ってきます！ (2020年8月2日 1時) (レス) id: caec64c12b (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - コメントありがとうございます！異世界ネタです笑のろま更新ですがこれからも頑張ります！！ (2020年2月9日 13時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
沙月(プロフ) - …ごめんなさい、ネックレスのところ、「異世界ネタか！？」って叫んでました。面白いです！更新ゆっくりでいいので、楽しみにしてます (2020年1月17日 7時) (レス) id: 05be0b6c74 (このIDを非表示/違反報告)
クロノス - いやー最高すぎませんかねぇ（めっちゃおもろいやん） (2020年1月11日 14時) (レス) id: 25a024680a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2020年1月8日 1時
