２９話 ページ30
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コ「おいおい、それがお前の本気なんか？」
Aが攻撃を仕掛けても結局全て避けられて
またもや蹴り飛ばされた挙句に煽られてしまった
もう無理、まじで腹痛いし倒れそう
「(私的には本気なんやけどなぁ…！！)」
痛いよー！帰りたいよー！
てか30分経ったやろ！絶対30分経った！！
コ「なんかガッカリやわ」
コネシマは肩を落としてAを見る
見下すような貶すような視線に無性に腹が立った
コ「お前に側近は務まらん、辞退せぇや」
「……ほんま、よー吠える犬やな」
イライラしてポロッと口から暴言が溢れる
コ「なんやと？」
眉を寄せたコネシマにナイフを向けた
「絶対倒したる」
散々バカにされ怒らない奴はいない
推しに煽られて本来は歓喜するはずのAは
蹴られた痛みと相まってブチ切れてしまった
推しの1人であるコネシマに鋭い視線を向ける
ゾ「(さっきと雰囲気が変わった…？)」
ショ「あれ結構マズいと思うんですけど…」
ベンチに座って眺めていた2人も立ち上がる程に
Aの怒気は強くその場の空気が変わった
ゾ「残り15分や」
ゾムがそう言った瞬間、Aが駆け出し
コネシマと同様、低い姿勢でナイフを横に振る
さっきとは比べ物にならない速さだ
コネシマは慌てて後退しナイフを構えるが
瞬時にそのナイフを腕ごとAが蹴り飛ばす
ナイフが宙を舞い、痛みに顔を歪めていると
蹴り上げた足がそのまま回し蹴りで顔面に入る
コ「ぃｯ゛！！」
地面に倒れ込むコネシマに馬乗りすると
躊躇うことなくナイフを喉元に突き付けた
「私の勝ちや」
にやっと口角を上げナイフを優しく喉に当てる
「どうです？これで認めてくれますよね」
上に乗ったまま微笑みかけるAに
コネシマは言われるがまま頷くしかなかった
コネシマが頷くと満足そうな笑みを浮かべ
上から退くとコネシマの腕を掴んで起こしてやる
「いってぇ…」
Aは地面にプッと血が混じった唾を吐いた
「血が、血が混じってるぅぅっ…！！」
それを見て情けない声を上げ慌て始める
コ「大丈夫や、口の中が切れとるだけやろ」
コネシマは痛む頬を擦りながら立ち上がった
蹴りがモロに顔面に入ったので脳が
揺れているのか目眩がして足がおぼつかない
それに気付いたAがコネシマの体を支える
「大丈夫、じゃないですよね」
コネシマは小さく頷いた
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人間失格(プロフ) - 夢主のエッセエセの関西弁可愛い (2020年12月28日 5時) (
レス) id: d6350dd420 (このIDを非表示/違反報告)
きゅーさん - この作品めちゃめちゃ好きです！２週目行ってきます！ (2020年8月2日 1時) (レス) id: caec64c12b (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - コメントありがとうございます！異世界ネタです笑のろま更新ですがこれからも頑張ります！！ (2020年2月9日 13時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
沙月(プロフ) - …ごめんなさい、ネックレスのところ、「異世界ネタか！？」って叫んでました。面白いです！更新ゆっくりでいいので、楽しみにしてます (2020年1月17日 7時) (レス) id: 05be0b6c74 (このIDを非表示/違反報告)
クロノス - いやー最高すぎませんかねぇ（めっちゃおもろいやん） (2020年1月11日 14時) (レス) id: 25a024680a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2020年1月8日 1時
