２１話 ページ22
．
「変じゃないですか？」
グ「変な訳がないだろう、俺が選んだんだゾ」
確かに、グルッペンさんが選んで変な訳が無い
グルッペンさんの言葉に納得して
私は軍服が似合ってるんやな、と慢心した
グ「ではこれからの仕事について説明する」
「はい」
グルッペンさんは急に真面目なトーンに変わり
椅子に座ると一枚の紙を私に向ける
そちらに駆け寄ってその紙を受け取った
グ「その紙に書いてあることを全て任せる」
受け取った紙はびっしりと丁寧な字で埋まり
膨大な仕事量だと瞬時に理解し胃が痛み始める
グ「勿論、一人でやれとは言わない」
良かった…と思いほっと息をつく
流石にこの仕事量を一人でするのはしんどい
グ「今日非番の奴らに頼むと良い」
「非番の人ですか…」
それは幹部の人達に頼れって事だよね
私あまりよく思われてない気がするんよなぁ
グ「では任せたゾ」
「ハイル･グルッペン！」
敬礼してそう言うとグルッペンさんは
一瞬だけ驚いた顔をしてすぐに優しく微笑んだ
このセリフを本人を目の前にして言う日が
来るなんて、私今とても感動しています！！！
仕事を任された私は総統室から出て廊下を歩く
再度確認の為に紙を見て
簡単そうなやつから先に済ませようと決めた
「(まずは書記長室に行って書類を貰う)」
てかまず書記長室がどこにあるのか知らんわ
取り敢えずそこら辺の人に聞いてみよか
「すいません、書記長ってどこですか？」
丁度前から歩いてきた軍服を着ている男性に
声をかけて書記長の場所を教えてもらう
その人は何故か私を見て挙動不審になっていた
きっと女性が珍しいのだろうということにして
教えて貰った方向へと進み無事、書記長に着いた
3回ノックをして名前を告げると中から
入ってもいいとの許可が出て早速部屋へと入る
「失礼します、書類を受け取りに来ました」
ト「書類？何の書類や？」
やべ、それは聞いてなかった
急いでポケットから紙を取り出して確認する
「Ｄ国の近況と輸出制限についての書類です」
なんとか噛まないように注意して言うと
トントンさんは引き出しから書類を取り出した
それを受け取って頭を下げ、部屋から出て行く
「(これをグルッペンさんに渡して…)」
きっと大切な書類だから慎重に運ばなきゃ
そう思い少し早足で総統室へと向かっていると
後ろからドドドッ、と猛烈な足音が聞こえてくる
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人間失格(プロフ) - 夢主のエッセエセの関西弁可愛い (2020年12月28日 5時) (
レス) id: d6350dd420 (このIDを非表示/違反報告)
きゅーさん - この作品めちゃめちゃ好きです！２週目行ってきます！ (2020年8月2日 1時) (レス) id: caec64c12b (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - コメントありがとうございます！異世界ネタです笑のろま更新ですがこれからも頑張ります！！ (2020年2月9日 13時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
沙月(プロフ) - …ごめんなさい、ネックレスのところ、「異世界ネタか！？」って叫んでました。面白いです！更新ゆっくりでいいので、楽しみにしてます (2020年1月17日 7時) (レス) id: 05be0b6c74 (このIDを非表示/違反報告)
クロノス - いやー最高すぎませんかねぇ（めっちゃおもろいやん） (2020年1月11日 14時) (レス) id: 25a024680a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2020年1月8日 1時
