２０話 ページ21
．
早朝、いつも通り目覚めたグルッペンは
自身に抱き着いて寝ているAを見て微笑む
頭を撫でた後、起こさないようにゆっくり動くが
抱き着いているので離れる際に起こしてしまった
「ん…？もう朝ですか…？」
グ「あぁ、お早う」
Aはのんびり体を起こし大きな欠伸をする
「おはようございます…」
まだ寝ぼけているのか今にも目が閉じそうだ
グ「顔を洗ってきたらどうだ？」
「…そうします」
Aはゆっくりベッドから降りて
ノロノロとした足取りで洗面台に向かって行く
その間に素早く着替えAの洋服も用意する
しばらくして戻ってきたAは
すっきりした表情をしていて寝癖も直っていた
「おはようございます！」
グ「お早う、これが我が軍の軍服だ」
2度目の朝の挨拶を済ませて着替えを手渡す
渡したのは女性用の軍服でサイズは
多分丁度いいはずだとグルッペンは言った
グ「支度が済んだら総統室に来てくれ」
「はい！」
元気よく返事をしたことに頷き部屋を出ていく
Aは部屋着を脱いで畳み椅子の上に置き
軍服に着替えようとしてある事に気がついた
「(私いつネックレス付けたっけ？)」
首元にはあの少女のネックレスが光っている
え、制服のポケットに入れてたはずなんやけど
何だか気味の悪さを感じる
いつの間にか首元に下がっているなんて
かと言って外すわけにもいかず
気にしないことにして渡された軍服に着替える
黒の軍服でスカートタイプ、ネクタイが真っ赤
着るだけで強くなれたと勘違いしてしまう
厨二心をくすぐるような格好良いデザインだ
「(いや〜、私には似合わない気がする…)」
鏡の前に立ち軍服を着た自分を確認するが
どうも似合わない気がして盛大にため息をつく
でも人生で1度はこんな服を着てみたいと
思っていたので似合ってなくても嬉しかった
「(こういうのはもっと可愛い子が着れば…)」
自虐的なことを思いながらも床に置いている
リュックの中からスマホを出してポケットに入れ
もう一度鏡の前で髪の毛を整えて部屋を出た
総統室に入ると着替えたAを見て
グルッペンを目が輝かせ立ち上がり、駆け寄る
軍服姿のAをじっくり見て満足気に頷いた
グ「やっぱり似合ってるな！」
まさか褒められるなんて思ってなかったし
てっきりスルーされると予想していたAは
予想以上に喜んでいるグルッペンを見て照れる
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人間失格(プロフ) - 夢主のエッセエセの関西弁可愛い (2020年12月28日 5時) (
レス) id: d6350dd420 (このIDを非表示/違反報告)
きゅーさん - この作品めちゃめちゃ好きです！２週目行ってきます！ (2020年8月2日 1時) (レス) id: caec64c12b (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - コメントありがとうございます！異世界ネタです笑のろま更新ですがこれからも頑張ります！！ (2020年2月9日 13時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
沙月(プロフ) - …ごめんなさい、ネックレスのところ、「異世界ネタか！？」って叫んでました。面白いです！更新ゆっくりでいいので、楽しみにしてます (2020年1月17日 7時) (レス) id: 05be0b6c74 (このIDを非表示/違反報告)
クロノス - いやー最高すぎませんかねぇ（めっちゃおもろいやん） (2020年1月11日 14時) (レス) id: 25a024680a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2020年1月8日 1時
