１９話 ページ20
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推しに触ってしまったことに驚いて
慌てて手を引っ込めようとしたがもう遅かった
グ「ん？どうした？」
まだ寝てなかったのかその手を掴まれてしまう
「すいません！その、寝返りを…」
寝顔を見ようとして、なんて言える訳もなく
寝返りをしようとしたら手が当たったと嘘を言う
距離を測るつもりだったのに
まさかそんな近くに居たなんて思わなかった
グ「やっぱり狭かったか」
「いえ！そういう訳では！！」
すぐさま背を向けようとするが
手を掴まれているのでそれが出来ない
推しに手を掴まれてます！意外と大きい！！
呑気にそんな事を考えていると
グルッペンさんが私の腰に手を回し引き寄せた
「おわっ」
落ちるギリギリの端の方では無く
真ん中の方まで移動し体をがっちり固定される
ん？これはがっちりホールドというやつか？
急展開過ぎて思考が停止し動けないでいると
グルッペンさんは何も言わずに寝息を立て始めた
え？もう寝た？早くないですか？？
ちょっ、ちょっと、勘弁してくださいよ！！！
この状態のまま眠れるわけない
推しに抱き締められたまま眠れませんよ
寝顔を見る所の話ではなく
この近距離のまま寝ることになってしまった
抱き締められて寝るとかどこの少女漫画や！！
てかそんな関係ちゃうわ！
最推しとただのオタクの関係やねん！！
流石にこの距離では心臓が持たないので
何とかして離れようともがいてみるが無理だ
グルッペンさんは凄い力強さで抱き締めていた
離れられないと思った私はすぐに諦める
力が強くてもがいても意味が無いし
推しと近距離で居られることが嬉しかったのだ
普通に考えて会えるわけがないと思っていた
最推しが目の前に居て一緒に寝ることになって
さらに抱き締められたともなれば離れたくない
嬉しい以外の感情が湧かないわ！！
この状態で自ら推しと離れることを選ぶ
オタクいますか？絶対いないと思いますよ！？
少なくとも私はこのままで良いオタクなのです
「(あー、あったかい…)」
最高、あの女の子に感謝しなきゃいけない
あの女の子には感謝しかないです、ありがとう
「(今日だけ、堪能しても良いよね…？)」
私はこの状況に甘んじてしまい
さらにグルッペンさんに近付くことにした
もう密着と言ってもいい程の距離で目を瞑る
間違いなく今日が私の人生の中で最高の日や！
そう確信して幸せを感じながら眠りについた。
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人間失格(プロフ) - 夢主のエッセエセの関西弁可愛い (2020年12月28日 5時) (
レス) id: d6350dd420 (このIDを非表示/違反報告)
きゅーさん - この作品めちゃめちゃ好きです！２週目行ってきます！ (2020年8月2日 1時) (レス) id: caec64c12b (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - コメントありがとうございます！異世界ネタです笑のろま更新ですがこれからも頑張ります！！ (2020年2月9日 13時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
沙月(プロフ) - …ごめんなさい、ネックレスのところ、「異世界ネタか！？」って叫んでました。面白いです！更新ゆっくりでいいので、楽しみにしてます (2020年1月17日 7時) (レス) id: 05be0b6c74 (このIDを非表示/違反報告)
クロノス - いやー最高すぎませんかねぇ（めっちゃおもろいやん） (2020年1月11日 14時) (レス) id: 25a024680a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2020年1月8日 1時
