１１話 ページ12
．
あの女の子が私をここへと連れて来たわけか…
でも一体なんの為に私の推し達の居る世界に？
グ「君はこの少女に会ったと言ったな？」
「はい」
私は学校帰りに女の子に会ってネックレスを
取るために奮闘して突き落とされたことを話す
そして突き落とされてここに来たことも
グ「…信じ難いが信じるしかないだろうな」
グルッペンさんだけが私がここに来るという
予言を女の子から聞いていたみたいやし
女の子から聞かされた容姿にそっくりらしい
「女の子は他に何か言ってました？」
私がここに来ることを予言していたなら
ここに来てからの事も何か言っているはずだ
私が来てから何か大変なことが起こるとか…
グ「幸福が訪れると言っていた」
「幸福ですか…」
グルッペンさんは私の目を見つめる
グ「君が俺達を幸福にする存在だと聞いたゾ」
私が、推し達を幸せにする存在？
というか私が既に幸せになってるんやけど
「(幸福にするって、それどんな存在や)」
女の子が新手のプレッシャーをかけてきてる
何がなんでも推し達を幸せにしなきゃいけない
グ「君のこれからについて話そうじゃないか」
「は、はい」
予言されてここに来たのはいいけど
他の人達からすれば私は単なる侵入者だ
多分やけど何らかの処罰は受けなきゃいけない
グ「君にはここに住んでもらう」
「…え？ここに住む？」
ここに住むってことは推し達と一つ屋根の下？
しかも合法的に推し達の傍に居れるやんけ！！
グ「幸せを運ぶ存在を手放すわけないだろう」
「で、でも私なにも出来ませんよ！？」
動けるけど戦えるかはわからない
デスクワークなんて以ての外だ、大変そうやし
グ「ここに居るだけで良い」
最推しにそう言われて心臓がドキドキうるさい
ここに居るだけで良いとか有り難いお言葉…！！
グ「何だ？嫌なのか？」
「いえ！むしろご褒美です！！」
思わず大きい声で言ってしまい恥ずかしくなる
グ「そうか」
グルッペンさんは私の様子に笑いながら
頷くのでさらに恥ずかしくなってしまった
グ「なら決定だ、これから宜しくなA」
「はい！」
あれ？今ナチュラルに名前呼ばれたよね？
「なんで私の名前知ってるんですか？」
グ「それも少女から聞いたんだ」
グルッペンさんはそう言って私の手を握る
グ「合っていたようで良かった」
もう手洗えんわ…
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人間失格(プロフ) - 夢主のエッセエセの関西弁可愛い (2020年12月28日 5時) (
レス) id: d6350dd420 (このIDを非表示/違反報告)
きゅーさん - この作品めちゃめちゃ好きです！２週目行ってきます！ (2020年8月2日 1時) (レス) id: caec64c12b (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - コメントありがとうございます！異世界ネタです笑のろま更新ですがこれからも頑張ります！！ (2020年2月9日 13時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
沙月(プロフ) - …ごめんなさい、ネックレスのところ、「異世界ネタか！？」って叫んでました。面白いです！更新ゆっくりでいいので、楽しみにしてます (2020年1月17日 7時) (レス) id: 05be0b6c74 (このIDを非表示/違反報告)
クロノス - いやー最高すぎませんかねぇ（めっちゃおもろいやん） (2020年1月11日 14時) (レス) id: 25a024680a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2020年1月8日 1時
