２４話（4日目） ページ25
．
昨日、戦争が始まったがもう勝利は見えていた
圧倒的な武力差にＧ国は為す術なく潰され
軍人達は太刀打ち出来ないまま死んでいった
故郷が火の海に包まれている間に
Aはバラ園が見える部屋で本を読んでいた
なにしろ孤児院の安全は保証されている
だからこうして呑気に本を読んでいるんだ
「…暇だな」
本を読み終わりすることが無くなったので
軍内を歩き回り誰か話し相手を見つけようと
立ち上がって部屋を出て行く
「あ、大先生！」
部屋を出てすぐに大先生と遭遇した
名前を呼べば彼は上機嫌で駆け寄ってくる
大「どしたん？」
「暇なんです、何かすることありませんか？」
そう言うと大先生は少し考える
大「そやなぁ…Aちゃんパソコンとか」
大先生が何か言いかけたとき後ろから
ドタバタと忙しない足音が聞こえてきた
大「あ、コネシマやん」
振り向くとコネシマが全力疾走で
こちらに向かってきているのがわかった
え、待って危ないよね
ぶつかりそうだったので避けると
コネシマは大先生に激突してそのまま倒れる
大「いでぇっ！！」
コ「何してんねん！」
コネシマはすぐに立ち上がり大先生を起こす
大「何してんねんはこっちのセリフや！」
コ「お前なんで避けるん！！」
いや、ぶつかりそうだったから…
コ「てかそんな事はどーでもええねん！」
大「いや良くないで！？」
なにこの2人、コントしてんの？
コ「グルッペンが呼んどる！」
「グルッペンさんが？」
コネシマに手を引かれて大先生を置き去りに
したまま総統室へと引っ張られていく
「なんか大変なことでも起きました？」
コ「どうやろ、でもすげぇ笑顔やったで」
というかこの人いつまで手握ってんの
手を繋いだまま総統室に入ると
グルッペンが駆け寄ってきて肩を掴まれた
グ「待っていたゾ！！」
「あの、私何かしましたっけ？」
グルッペンはやけに興奮した様子だ
グ「歴史的勝利だ！！類を見ない早さだゾ！」
「えっと…勝ったんですね？」
Aがそう聞くとグルッペンは大きく頷く
グ「大勝利だゾ！！もっと喜べ！！！」
「や、やったーー！」
グルッペンに言われた通り大袈裟に喜ぶと
ニコニコと屈託のない笑みを向けられた
グ「開戦して1日で終戦だ！素晴らしい！！」
グルッペンはAの手を握って上に挙げる
「す、凄いですね！！」
グルッペンは嬉しそうに笑った
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なんとなく(プロフ) - 琥珀糖さん» コメントありがとうございます。わざわざ教えて頂いて申し訳ないです…教えて頂いたサイトに確認して参ります。 (5月2日 20時) (
レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
琥珀糖(プロフ) - なんとなくさん» 匿名R様とらう様ではなくすみせん。以前私も別サイトで同じような作品を見かけたことがありまして…。多分お二人様と同じものだとは思いますが…。プリ小説の、yukiさんという方の、「こんにちは、自爆テロしに来ました」だと思います。 (5月1日 22時) (レス) id: cf2e70fb38 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - 匿名R様、らう様コメントありがとうございます。返信が遅れてすみません、現在自分は他のサイトでは活動しておらず宜しければそのサイト名を教えて頂けると助かります。 (2023年4月12日 18時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
らう - 突然で申し訳ないんですけど、他のサイトにもこのような作品があるんですけど、主さん他のサイトでも活動していらっしゃるんですか? (2022年10月13日 15時) (レス) @page5 id: d093ea2b94 (このIDを非表示/違反報告)
匿名R - 初めまして、突然すみませんが別サイトにて似たような作品がありましたが、主様は別サイトでも活動などしておられますか…？ (2022年4月25日 19時) (レス) @page3 id: 368b9c4177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
| 作成日時：2019年12月15日 17時
