３４話．挨拶 ページ36
．
「この度書記長補佐に就任致しました、Aです」
後日、トントンの呼び掛けで
集まった幹部達の前で書記長補佐としての挨拶をしていた
勿論の事だがその場には女幹部も居る
恋人である自分に何の報告もないのか？という表情
だがそれはトントンの上司的立ち位置の総統も同じだった
グ「突然どうしたんだ、そんな話は一度もしてないぞ」
ト「事後報告ですまんけど、急遽決まったことなんや」
報連相(報告・連絡・相談)を怠ったので
総統は少しご立腹のようだがその圧を彼はものともしない
ト「Aちゃんが優秀なのは知っとるはずやで」
それどころか優秀な新兵の活躍の場を奪うのか？
とでも言いたげな目で反論
広い会議室は静まり返り、言い合いが始まりそうな雰囲気
女幹部「…でもその子はまだ新兵です」
今まで石のように硬直し
何一つとして言葉に出来なかった女幹部が口を挟んできた
女幹部「経験も浅い、いきなり書記長補佐なんて」
そりゃそうだ、何しろAは新兵
いくら優秀だと言えど経験も浅いし
皆からしてみれば何故この子なのだろうと疑問に思うはず
グ「そうだ、彼女は入隊してまだ数ヶ月半ばだろう？」
ト「……関係ないやろ」
このままだと押し負けるかな
なんて呑気に考えていると隣からぼそっとそんな言葉が
グ「とんと」
ト「書記長は俺や、俺の補佐は俺自身で決める」
新兵だろうがそこらの一般人だろうが
別に誰が書記長補佐になったってアンタには関係ないやろ
女幹部「トントンさん…」
ひゅ〜
啖呵をきったトントンを賞賛するように口笛が鳴る
ゾ「トントンの言う通りやな」
コ「せやな、トントンの好きにせぇ」
どうせ自分には関係ないのだから
誰が書記長補佐になろうが特に支障はない
だから幹部達は基本的に肯定派、ミスさえしなければ良い
大「ええやーん、ぼくも可愛い子に補佐してほしいなぁ」
シャ「俺も補佐募集しよかな〜」
一瞬、ピリついた空気を明るい幹部達がフォローして払う
ト「突然ですまん、でもほんまに信用してほしいんや」
「補佐の名に恥じぬよう精一杯頑張ります！」
健気な女の子を装い深々と頭を下げてみせた
顔を上げたあと女幹部とバッチリ目が合うが
総統や幹部の手前、変な真似は出来ないのでただ悔しそう
対してこちらは明るく笑いかけた
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餅野郎もち介 - 完結おめでとうございます！いつも楽しみに見てました！私個人としては、女幹部と夢主ちゃんとのバッチバチなド修羅場や、チーノさんとの絡みもとても好きでした！これからも応援していきたいです！本当に素晴らしい作品をありがとうございます！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))♡ (2022年7月29日 21時) (
レス) @page49 id: 1580038392 (このIDを非表示/違反報告)
氷空 - 続いてコメント失礼します。続編が出るとしたら即見に来ますね！！ (2022年7月29日 14時) (レス) id: cd6e52358c (このIDを非表示/違反報告)
氷空 - 完結?おめでとうございます!いつも楽しみに見させていただいてました！トン氏と、夢主ちゃんの可愛いやり取り…めっちゃ好きです!女幹部も結構好きだったような?ｗ (2022年7月29日 14時) (レス) id: cd6e52358c (このIDを非表示/違反報告)
るか - 完結(？)おめでとうございます！！！！なんとなくさんの作品が大好きで、ほんとうに楽しみに読ませて頂きました。これからもご投稿心待ちにしていますので、また作品をつくってくださると嬉しいです(●︎´▽︎`●︎ (2022年3月30日 0時) (レス) @page49 id: 56081a8842 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - rieさん» コメントありがとうございます！身に余るお言葉を頂けてとても嬉しいです。このような作品を読んで貰えて本当に喜ばしい限りです…是非これからも宜しくお願いします。 (2022年3月26日 21時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
x他1人 | 作成日時：2021年4月29日 14時
