３１話．一旦保留で ページ33
．
ト「…なんやこの状況」
見渡す限り死屍累々
と思ったがまだ息があるっぽいのでそれは違うか
ショ「あ、トントンさん遅かったすね」
棒立ちしているコネシマとショッピの横に並ぶ
ト「なんでゾムがおんの…？」
ショ「騒ぎ聞き付けたんやと思います」
ゾムには連絡していないが
あれだけ喧しく大乱闘していたら
人並み外れた聴覚の持ち主が来ないわけがない
というわけで気付いた時には
あの不敵な笑みを浮かべてこの場に居たのである
ト「なんか、ほぼ片付いてるような感じやな」
ショ「これからっすよ、後始末があるんで」
これからしなければならないであろう
後始末を考えてトントンは大きくため息を吐いた
ト「(とりあえずペ神に頼まなあかんな…)」
仕方ないと諦めて前を向いたら
ゾムの向こうにチラッと見慣れた女の子の姿が
ト「…あれ、ゾムとAちゃん？」
ショ「そうっすね多分」
基本、新兵の名前全員分はわからないが
あの少女だけは何かとよく目立つので覚えている
ト「…」
ショ「あ、行くんすか」
無言で踏み出しゾムの方へと近付いていく
ゾ「ええやん、な？」
歩み寄っていくにつれて
ゾムが何かお願いしているような話が聞こえた
「えー、そんな急に言われても」
体格差によりすっぽりゾムに隠れているが
声はハッキリ聞こえるのでそこに居るのだろう
ト「何しとんねん」
ゾ「お、トントン」
トントンの声に気付いたのか
ひょこっとゾムの向こう側から顔を出して見せた
ゾ「トントン、丁度いいところに来た」
ばっと大きく片手を広げて
ゾムは思い切りAの肩を抱いて引き寄せる
「うっ」
ゾ「こいつ、俺の部隊入れるわ！」
その一瞬、時が止まった気がした
ト「…は？」
ゾ「俺の部隊強いヤツ大歓迎やから！」
Aを見るとまじかよ、みたいな表情
ト「それは同意の上なんか？」
ゾ「勿論や、なぁ？」
上から圧をかけるように覗き込む
「まぁ、はい、そうですね」
ゾ「ほら！Aもこう言うてるし」
かなり強制的だったような気もするが
強い部隊で経験を積めば自身の成長に繋がるから
それはそれで良いのかもしれない
ゾ「んじゃ、入隊届けを」
ト「その話、保留にしてくれへんか」
早速入隊届けをくれと迫ったゾムにそう言い放つ
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餅野郎もち介 - 完結おめでとうございます！いつも楽しみに見てました！私個人としては、女幹部と夢主ちゃんとのバッチバチなド修羅場や、チーノさんとの絡みもとても好きでした！これからも応援していきたいです！本当に素晴らしい作品をありがとうございます！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))♡ (2022年7月29日 21時) (
レス) @page49 id: 1580038392 (このIDを非表示/違反報告)
氷空 - 続いてコメント失礼します。続編が出るとしたら即見に来ますね！！ (2022年7月29日 14時) (レス) id: cd6e52358c (このIDを非表示/違反報告)
氷空 - 完結?おめでとうございます!いつも楽しみに見させていただいてました！トン氏と、夢主ちゃんの可愛いやり取り…めっちゃ好きです!女幹部も結構好きだったような?ｗ (2022年7月29日 14時) (レス) id: cd6e52358c (このIDを非表示/違反報告)
るか - 完結(？)おめでとうございます！！！！なんとなくさんの作品が大好きで、ほんとうに楽しみに読ませて頂きました。これからもご投稿心待ちにしていますので、また作品をつくってくださると嬉しいです(●︎´▽︎`●︎ (2022年3月30日 0時) (レス) @page49 id: 56081a8842 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - rieさん» コメントありがとうございます！身に余るお言葉を頂けてとても嬉しいです。このような作品を読んで貰えて本当に喜ばしい限りです…是非これからも宜しくお願いします。 (2022年3月26日 21時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんとなく
x他1人 | 作成日時：2021年4月29日 14時
