レックウザ捕獲計画3 ページ48
NO視点
ギャグ漫画で良くありそうな滝のような
涙の流し方をするフリード
背後からブラッキーの隣を歩いてる表情が
一気に冷めた顔をしているスピネルがいた
スピ「あまり強く抱かないで
もらいますか、私のアメリさん
なんでさっさと返してください」
フリ「無理やり連れてきた
お前らが俺のアメリを返す訳ないだろ」
フリ「それにその声、あの時の奴だよな
恥ずかしがり屋さんよ」
スピ「ようこそフリード博士、アメリさんとずっと
一緒にいたかったのでお待ちしておりませんが」
スピ「まぁ、サンゴが情報を漏らすのは想定内です仲間を
分断させたかったのですが、貴方だったとは……」
フリ「はっ、俺じゃ不満だったか?
……リコ、ロイ他を探してくれ!」
外でも聞こえるように大声で話すフリード
その発言にアメリは驚いていた
アメ「リコ、ロイ……!」
スピ「そう言えば、言い忘れていました」
スピ「絶体絶命の状況のお2人に助言します
我々は共鳴発生装置を今、使っているんです」
アメ「共鳴発生装置?」
スピ「はい、これまでのデータを解析し、テラパゴスが
レックウザを呼ぶ際に発する
エネルギーを再現しました」
スピ「半分は」
フリ「半分?どういう事だ」
スピ「もう半分は1人の報告を元にしたメロエッタの力を
全て借りたレックウザを呼び出す為の
”音”になってもらいました」
怒りを逆撫でするように楽しそうに話すスピネル
アメリはスピネルを真っ直ぐ見ていた
アメ「ぁ……えっ、メロ……エッ…タ…。
どうして、ここにみんないるんじゃ……」
フリ「アメリ、しっかりしろ!落ち着け!」
スピ「フフッ、所持してあると言いましたが
私が持っているとは言ってませんよ?」
アメ「………………」
絶句
その言葉が正しいのだろう、目の焦点は小刻みにゆれている
スピ「少々、盛り上がりました。ブラッキー」
フリ「アメリ、待ってろすぐ終わらせる……!」
フリードはリザードンを取り出そうとしたが天井は低く
自由に出来ない状況だ
スピ「この狭さではリザードンは使えませんね
……テラスタルして暴れるのも」
フリ「そこまで想定内かよ……キャップ!」
煽り合いが静まりバトルが開始される
反響が目立つ勝負が今、はじまった
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作者名：魚介ユッケ | 作成日時：2023年11月27日 6時
