月が見えなくなりそうです

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「 心配かけてすみませんでした 」


翔『 なんなのお前のその言い方 癇に障るわ 』


「 謝って欲しかったんじゃないの？自分が機嫌悪い時いつもこっちが話してたら突っかかってくるじゃん 」


翔『 うるせえのは事実だろ 』


「 もっと言い方考えれないの？ 」


翔『 は？お前らが悪いのになんなの？ 』


「 授業中でも何でも無いんだからいいでしょこっちが騒いでても。関係無いじゃん 渡辺も彼女の所行けば？ 」


翔『 お前さあ、だから嫌いなんだよ 』





 









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" だから嫌いなんだよ ”
勢い余って言ってしまったのかそれとも本音なのか
私には分からないけどきっと本音なんだろう。

凄く胸が苦しくて痛い。だけどここで泣いたら
渡辺に気持ちがまだある事を認めてしまう気がして
自分の中で整理つけたはずなのに崩れてしまう
それに渡辺が居なくても私には蓮くんが居る。

心配して保健室まで送ってくれるんだと思ったら
嫌いだとか良く分からないね渡辺は。





 









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「 偶然だね 私も渡辺の事、嫌いだよ。 」


翔『 こっからもう一人で行ってくんね？ 』


「 うん分かった 」









 









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お互い背を向けて歩き始める
後ろからは " あーうぜえ " そんな声と一緒に
何かに八つ当たりして響く音

私が言い過ぎた部分はある 分かってる
でもあんな嫌味ったらしく言われたら良い気しない





 









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「 失礼します…、宮舘先生〜 、」


舘『 Aどうしたの 体調悪い？ 』


「 生理きちゃって、その今日持ってきてなくて 」


舘『 ああ、ちょっと待ってね はいトイレ行ってきな？ 』


「 有難う宮舘先生 、」


舘『 終わったらちゃんと保健室戻ってきてね 顔色悪いから休んで行って。 』


「 はあい 」






 









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保健室に久しぶりにきたから
宮舘先生に会うのは久しぶりだった

宮舘先生の顔を見たら話したい事がたくさん
浮かんできてそれと同時に涙も溢れそうになった








 








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「 宮舘先生、戻ってきた！ 」


舘『 おかえり。どうする？寝る？少し話す？ 』


「 はなし、聞いて欲しい 」






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