月が見えなくなりそうです

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蓮くんとなら前に進めるかもしれない
そう思って付き合い始めて一週間が経った

蓮くんと付き合って変わった事はいくつかあった
A先輩呼びからAになった事や
渡辺からの小さな意地悪な発言、態度や
辰哉くんが蓮くんと私をおちょくってくる事。








 









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蓮『 あーまじ可愛い。今日も可愛い 』


「 もう、蓮くんうるさい そろそろチャイム鳴るよ 」


蓮『 Aと一緒のクラスが良かった 』


「 学年から違うじゃん 」


辰『 あのー 二人の世界に入んないで貰っていい？ 』


「 ごめんね辰哉くん、 」


蓮『 ふっかさんごめんね ふっかさんもAの事 』


辰『 待て目黒 殴られたい？ 』









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" いやまじごめんふっかさん ”

そういう蓮くんの言葉に辰哉くんは
" 世話が焼ける後輩だわ " そう言い
チャイムが鳴り教室から蓮くんを連れ出した。

相変わらず渡辺からは冷たい視線を感じる
きっと蓮くんと私と辰哉くんが 賑やかだからだ。

たまに渡辺から聞こえてくる " うるせえな " って言葉
蓮くんも辰哉くんも聞こえている
それに対していつも辰哉くんが気を遣って
渡辺の所に行き、機嫌を直し二人で仲良く話してる

一言で言うと辰哉くんは、凄い。





 









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授業中なのに腰とお腹が痛くて、
あれそういえばもうそろそろだったな
なんて思ってたら下半身に嫌な感じがした





 









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「 …先生、保健室行ってきていいですか 」


阿『 体調悪い？渡辺保健委員でしょ連れてって 』


「 あ、いや、あの 一人で 」


翔『 はーい 』









 




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気まずいまま二人で保健室に向かう
どうして連れて行ってくれるんだろう
歳下の学年の前を通るから蓮くんに見られてしまう





 






 








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翔『 体調悪かったなら朝からあんな騒いでないで保健室行けば良かったじゃん 』


「 …うん、そうだね ごめんね煩くて 」


翔『 別にそういう事が言いたいわけじゃない 』


「 じゃあ、なに 」


翔『 心配してんの 分かんねえの？ 』


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