くしゃみが止まらない ページ31
貴方side
くしゅん、くしゅんと人前で尚且つお話中のため、出来るだけ小さく抑え気味にくしゃみをする。
先程から急にくしゃみがで出して止まらないのだ。
「くしゅ、ずみません…」
ティッシュを取り鼻をかんで、またくしゃみが出てくる。
五条「人気者だね〜」
「噂話ですねぇ…ヘブシッ」
五条「大変そーってか野薔薇こないね」
「そうですね……」
今はどうでもいい、くしゃみが本当に止まらない。
いやもう、この短時間で百回したんじゃないかと思うぐらいくしゃみを連発したせいて、頭が痛くなってくる。
伊地知「大丈夫ですか?
頭痛薬持ってるので良かったらどうぞ…そんなにくしゃみしてると大変でしょうし」
2錠のやつをハサミで半分にしてくれる伊地知さん。
この場にいる誰よりも神様かもしれないと、大袈裟だがそんなふうに感じてしまう。
「っ"…ありがとうございます」
伊地知「お水持ってきますね。
その様子じゃもう頭に響いてそうですし、少々お待ちください」
感謝してもしてきれない伊地知さん。
察して水持ってきてくれるのいいひとすぎて涙が…とふざけようと思っても実際はくしゃみの出すぎで涙が止まらない。
アレルギーとかではなく、単なる噂話だと思う…。
ズキズキと言うよりかはグングンと言うべきか言葉では表せない痛みにダウンしそうだ。
「ぁ"たま…いたい…ップシ」
五条「もうアレルギーだろ。
そこまで言ったら、でもないのか」
伊地知「持ってきました。
薬が切れても続きそうだった場合もう1回飲んで下さいね」
もう一個も渡される。
私は1錠だけ頭痛薬を飲み、椅子に思いっきり寄りかかる。
夏油さんは任務らしく今は居ない。
あの質問の後狗巻さんも居なくなったが、正直気まずかったので少し嬉しい。
「伊地知さん……まじで天使…神しゃっへぶっ」
「くしゃみきらい」
伊地知「これはくしゃみのし過ぎでIQが下がり始めてますね」
五条「野薔薇早く来ないとまともな監視役出来ないまま、交代になっちゃうねー」
微笑ましく見守る伊地知さん。
釘崎さん来ないかとうだうだ言ってる五条さん。
ほんっとに脳に響いてるのか、ぐわんぐわん揺れるとはまた違う痛みが襲ってくる。
久しぶり過ぎて顔に出てしまいそう…。
あったまいたい。
下手に叩かれるよりも痛い、いや辛い。
釘崎さん来ても…まともに話せてるかな。
目頭を抑えながら、上を見上げる。早く薬効かないかな
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シア - 最新お願いします!! (2月4日 19時) (レス) id: 5afea0a2a0 (このIDを非表示/違反報告)
夜奈(プロフ) - 琥珀さん» コメントありがとうございます!わわっ、嬉しいお言葉…更新頑張ります! (12月9日 18時) (レス) id: 9a4f7401ec (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 初コメ失礼します!この作品大好きです!応援してます! (12月8日 11時) (レス) @page23 id: 02b8c6d60a (このIDを非表示/違反報告)
夜奈(プロフ) - あまさん» コメントありがとうございます!無理のない範囲で頑張ります!めちゃくちゃ嬉しいコメントありがとうございます! (12月3日 18時) (レス) id: 9a4f7401ec (このIDを非表示/違反報告)
あま - お話の雰囲気すごい好きです!無理のない範囲で更新頑張ってください! (12月3日 18時) (レス) @page10 id: 626fa9ab7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜奈 | 作成日時:2023年11月30日 22時