一般人の子の家に生得領域あって笑えない【呪術廻戦】

家の子とご対面 ページ19

貴方side


夏油さんの後ろから顔を出す。
他の人の顔が見えた所ら辺で、「初めまして」と声を発する。

「幸薄Aです。
右も左も分からない不束者ですが、よろしくお願いします」

挨拶をすると、嬉しそうにする前会った3人組。

虎杖「俺！虎杖悠仁！！」

手を挙げながら自分を指さす元気な虎杖さん。

釘崎「釘崎野薔薇よ。もう二度と危ないとこに突っ込んでいかないでよね」

その節はお世話になりました…心の中で深々と謝罪をする。

伏黒「伏黒恵。その人達になんかされたら言ってくれ」

夏油さん、五条さんを見てからそういった。
昨日とは違って、タメ口で嬉しい自分がいる。

五条「こっちが1年ね。
まぁ仲良くしてよ、んで野薔薇。この子の監視1週間お願いね。その次真希ね」

マキと呼ばれる人物は不満そうな声を上げる。
ついマキさんを見てしまい、目が合った。

「えっと…同級生ですけど、何も知らないので後輩みたいなものですが…よろしくお願いします」

虎杖「伏黒も俺もタメだし、タメで話そうぜ。
そっちの方が気が楽でいいっしょ？」

「慣れるまでの時間をください…｣

釘崎「勿論よ。無理させる訳ないじゃない、伊地知さんからも話聞いてたしね」

思いやりが心に染みる。
まだ何もされてないのに、涙が出そう。

夏油「それであっちは2年生。
しかも滅多に会えない先輩も居るみたいだよ」

指さされた方に目線を向けると、男前に笑うマキさんがいた。

マキ「おい、恵説明してやれよ」

黒髪と緑髪の表情は真逆と言っていいぐらい違く。
まだニヤッと笑っているマキさん、オドオドしてる黒髪の先輩。

説明が欲しいの一匹。
こくこくと頷いている珍しい髪色の方が1人。

個性豊かだなぁ…と少し現実逃避気味で遠くを見つめていると、伏黒さんが紹介し始めた。

伏黒「今さっきまで戦ってたのが、禪院真希。
その隣が乙骨憂太、階段に座ってるのが狗巻棘、そんでパンダ」

「ぱんだ…ぱんだ？？」

多少なりとも説明が欲しかった、パンダは説明がひとつもなかったのは良いとして。
どれが滅多に会えない人なんだろう…？

真希「苗字で呼んだらぶん殴るからな」

狗巻「おしゃけ〜、ツナマヨ昆布」

乙骨「よろしくねAちゃん」

パンダ「これで数が一緒になったな」

「おしゃけ…昆布…？」

五条「情報こっちに取られちゃったか」

夏油「可愛いね」

「ツナマヨ…？」

困惑してるとジリジリと距離を詰めてくる狗巻さん。

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