好き好き言ってたら周りが大変なことになってた【原神】

あらそい？ ページ22

貴方side


取り敢えず階段を上がろうと思った時だった。
上から「おねーちゃーん！！」と降ってくる赤色の女の子が落ちてきた。

私は急いでキャッチし赤色の服を着た可愛らしい女の子を抱きしめてはクルクルと回る。

「ひさしぶりー！！クレーちゃん！」

クレ「Aお姉ちゃん久しぶり！！
クレーね、今からお姉ちゃんの為にどっかーんしに行くとこなんだ！」

と手を上にあげながら説明してくれるクレーちゃん。
ちょっと重たいな、また爆弾沢山持って言ってるのかこの子。

「そっか、でもクレーちゃんが反省室に入るの見たくないな、ここに入れるの今日入れて3日だけだから」

クレ「お姉ちゃんまた行っちゃうの…？
クレー遊びたいよ」

「だから今日はどっかんしないで遊ぼ？」

クレ「うん！
あのね、アルベドお兄ちゃんも会いたいって言ってたよ」

「その人は私を実験したいだけだからいいの。
クレーちゃんなにかしたいことある？」

なんてクレーちゃんを下ろし、しゃがんでは目線を合わせる。

すると口元に手を持ってきては「うーん、とね」と言いながら考え出す。
可愛いなぁ、ほんとに。

「お姉ちゃんほんとにクレーちゃんのこと好き過ぎておかしくなっちゃう」

クレ「クレーもAお姉ちゃん好きだよ！だぁいすき！」

「お姉ちゃんの方がクレーちゃんのこと好きだもんねー！！」

クレ「クレーの方が好きだよ！
クレーは大好きって言ったもん！」

「私はクレーちゃんのこと超大好き！」

クレ「クレーもだもん！！」

頬をふくらませて可愛らしくこちらを睨みつけてくるクレーちゃん。
何その顔めっちゃ可愛いじゃん！！

「ごめんね、意地悪しちゃった。
でも私の方が好きなこと悪れちゃだめだからね！」

クレ「クレーの方が好きだもん！」

「それはどうだろう？
じゃそろそろ遊びに行こうか」

そう言ってふりかえるとくすくすと笑っている魔女帽子を被ったリサさんがいた。

「お久しぶりです、リサさん。
相変わらず綺麗ですね、これ璃月のお菓子です」

リサ「可愛い子ちゃん気が利くのね、ありがたく貰うわ。それにしても随分と可愛い言い争いしてたじゃない」

「恥ずかしい限りです」

リサ「いいと思うわ、それに羨ましがってる人だっているんだから…ね？」

なんて聞いて頭を傾げてしまった。
私に好意を寄せてる人なんて…いるなぁ璃月に。

リサ「勿論そのひとりは私だけれど」

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