９８話 ページ7
Aside
あっと思った時には、もう遅かった
私の首には、ミカさんの手が添えられている―――完敗の証だった
『参りました…』
ミ「反応速度は悪くないし、自分の体をどう動かせばいいかはよくわかってる
及第点…だね。改良はいるけど」
『はい…』
これは誉めてもらった、ということなのだろうか。だとしたら嬉しい
近くで見ていたハーレクインは目を丸くしていた
ハ「二人とも、よく体が動くね…」
ミ「キミが壊滅的なだけだよ」
どうやらハーレクインの方は体術はからっきしらしい
ミカさんが、赤く染まった目をもとの色に戻した
『そういえば、その赤目ってなんなんですか？』
ミ「すっごく簡単に言うと、身体能力増加魔法みたいなもの。それの副作用で目が赤くなる」
ミカさんが何でもアリだとはこの短時間で学習したので、今は驚くことはなかった
すごいなあ、とは思うけれど
ハ「…それ教えれば、もういいんじゃない？」
ミ「それはまだダメ」
『えっ』
絶対にできない感じですか、それ
ミ「別に教えることもできるし、Aなら間違いなくできるようになる
でも、それだと危ない」
危ない？
ミ「今、キミが使っている体術は、キミが力がつかないなりに必死で編み出したものだろう？」
『はい』
力がないから、よくて気絶、悪くて目眩まし程度のもの。王国聖騎士には通じないだろう
ミ「そんな状態で身体能力を上げれば、その考えられた技の全てが狙った効力を発揮しない
努力の全てが水の泡だよ」
そ、そうなんだ…
ミ「だから、キミには相手を気絶させるための技じゃなくて相手を攻撃させるための技を習得してもらう
赤目は最後だ。いいね？」
『はい！』
ミ「じゃ、続けようか
キミは要領は悪くないし、すぐに覚えられるよ」
夢主sideは安定して平和
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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️とても、続きが気になるのでよろしくお願いします。m(_ _)m (2022年11月16日 11時) (
レス) @page44 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
ロード - 続きを待ってます!頑張ってください (2022年5月11日 13時) (レス) @page44 id: edef8ab511 (このIDを非表示/違反報告)
生ハム - 続きが気になります！楽しみに待ってます！ (2021年12月30日 21時) (レス) @page44 id: 5150c17f30 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年12月5日 16時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
エメラルド - 初めましてエメラルドです更新頑張ってください (2018年12月12日 21時) (レス) id: 7f6748a7ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：露木 | 作成日時：2017年12月28日 10時
