１２７話 ページ38
Aside
『だん…ちょう？』
一瞬、何を言っているのかわからなかった
だって、私はなんと咎められてもおかしくないようなことをしてしまった
なのに、なんで
メ「ここ数日のお前を見てわかった
お前は、ものすごーくバカだ！」
『それは酷いよ団長!?』
メ「にししっ」
団長はいたずらっ子のような笑みを浮かべる
僕もちょっと、つられて笑った
メ「無防備で危なっかしいし、常識知らずだし、頑張ることと無理をすることの区別もつかねえし、悪気がないからタチが悪ィ」
『そう…だね』
警戒心は本当になかったと思う
日本はなんだかんだ平和だったからなあ…
団長は私に向かって、ピッと指を指した
メ「そうやってすぐに自分を卑下することもバカだ
バカでバカで仕方ねえ」
『…そこまで言う？』
自分でもバカだとは思うけど
メ「ああ、本当にな
…だから、ほっとけねえ」
団長が、私の頬を両の手で優しく包み込む
私の目をまっすぐ見つめるその瞳は、光に満ちていて
メ「心配なんだよ、A。オレは、お前が、いつか消えちまいそうで怖い」
『そんなこと…』
メ「じゃあなんで、自分を犠牲にしてまでオレを助けようとした！」
否定の言葉は、言い終わる前に団長に打ち消された
私の脳裏に、団長に向かって"逃げて"と言った私の姿が映る
メ「ぶっ倒れそうになるまで働いて、自分を気遣う余裕もないのにオレたちを気遣って！
そんな姿目の前で何度も見せつけられて、なんにも思わないほど、オレたちは冷たくなれねえ！
お願いだA、オレたちの心配を受けとれ！気遣いを受けとれ！」
団長は私から目をそらすことなく、まっすぐに見つめた
メ「…なあ。オレに、消えちまいそうだと思わせないでくれよ…」
団長は、悲しそうに笑った
私は、何をすればいいのかわからなかった
なんか団長が夢主口説いてるみたいになってしまった…
カッコいい団長が書けるようになりたい
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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️とても、続きが気になるのでよろしくお願いします。m(_ _)m (2022年11月16日 11時) (
レス) @page44 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
ロード - 続きを待ってます!頑張ってください (2022年5月11日 13時) (レス) @page44 id: edef8ab511 (このIDを非表示/違反報告)
生ハム - 続きが気になります！楽しみに待ってます！ (2021年12月30日 21時) (レス) @page44 id: 5150c17f30 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年12月5日 16時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
エメラルド - 初めましてエメラルドです更新頑張ってください (2018年12月12日 21時) (レス) id: 7f6748a7ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：露木 | 作成日時：2017年12月28日 10時
