１１６話 ページ26
『そういえば、ずっと聞きたかったことなんですけど』
聞くべきことが聞けた私は、ミカさんの方を向く
『さっき、魔力の拒絶反応、ミカさんが消してましたよね？どうやって消したんですか？』
ミ「ん？あれは消してないよ
単に、キミの感覚をシャットして話が通じるようにしただけ」
『え』
思いもよらない答えが返ってきて、戸惑う
あれがわかれば、すぐに現実に戻れると思ったのに…
ミ「キミに赤目のやり方を教えるとき、突然音が聞こえなくなったでしょ。あれと同じ原理だよ
キミの脳を騙したんだ。音なんて聞こえないってね
これも同じ。キミの脳に痛みや苦しみなんてないと思い込ませた」
『…そんなことが』
ミ「あくまで幻、思い込みさ
プラシーボ効果だよ」
…効くはずのないものが効く、ってことか
ミ「医者に、がんと誤診された老人が、実際はそんなことないのに死んでしまった、って話もあるからね
人間の思い込みの力をなめちゃいけない
マイナスに考えればマイナスになるし、プラスに考えればプラスになる
僕の幻は、それを誘発してるだけ」
『…おっかないですね』
簡単に人を殺せそうだ
ハ「オイラはキミの今の外見の方がおっかないなあ」
『へ？』
外見？
ミ「鏡で自分の目を見てみなよ」
ミカさんから手鏡を渡され、自分の目を見る
『な、に…これ…？』
手鏡を持つ手が震える
私の右目には、三ツ又の謎の紋様が浮かび上がっていた
元の瞳の輝きとは、全く違う輝きだ
一方の左目は、輝きを失っていた
光さえも飲み込んでしまうような漆黒が、私の左目にはあった
ミ「その目と魔力のおかげで、キミの体になんで魔力が宿っているかわかったよ」
ハ「あの二人の子孫、だからね
魔力をもってある意味当然なのかもしれない」
また私には理解のできない会話が続く
なんか悔しい…
『これ、現実に戻ってもこのままなんですか』
ハ「そうだけど？」
『どうしよう…』
さすがにこの目のまま生活できない…
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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️とても、続きが気になるのでよろしくお願いします。m(_ _)m (2022年11月16日 11時) (
レス) @page44 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
ロード - 続きを待ってます!頑張ってください (2022年5月11日 13時) (レス) @page44 id: edef8ab511 (このIDを非表示/違反報告)
生ハム - 続きが気になります！楽しみに待ってます！ (2021年12月30日 21時) (レス) @page44 id: 5150c17f30 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年12月5日 16時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
エメラルド - 初めましてエメラルドです更新頑張ってください (2018年12月12日 21時) (レス) id: 7f6748a7ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：露木 | 作成日時：2017年12月28日 10時
