１１５話 ページ25
Aside
光の玉が私の体に入った瞬間、私はテーブルに突っ伏した
なに、これ、苦しい…！
体の中がかきまぜられているような苦しみに、歯をくいしばって耐える
ハ「…タイミングが早すぎたかな
ミカ、頼める？」
ミ「ん」
ミカさんが、また指をパチンとならす
すると、苦しさがすっと消えていった
『今、のは…』
ハ「キミに、オイラが預かっていた魔力を返したんだ
苦しみは拒絶反応だね
もともと、違う体に宿っていたものだから、一気に返したら拒絶される
ここは意識のみの世界だから拒絶は少ないけど、生身の体に一気に返したら、最悪死ぬ」
…ようやく、合点がいったような気がする
ハーレクインの目的は、私に魔力を返すこと
けれど、一気に返したら私の体は壊れる
だから、私は意識のみの世界に来て魔力を返された
彼らの言う"準備"とは、おそらく私の体が魔力を受け入れるための準備
だけど…
『…なんで、今頃になって返すの』
今の私は、1300もの歳月を経た妖精王
この長い時間を利用すれば、魔力はいつだって返せたはずなのに…
ハ「もともと、その魔力は前のキミの体に宿っていたもの
普通は来世まで持ち越せない。……でも、キミにはそれが可能だった
キミのご両親が、とある儀式をしたんだ」
『父さんと、母さんが…？』
考えられなかった
あの人たちは、私のことを出来損ないと言っていたのに…
ハ「キミの死後、ようやく自分たちの過ちに気づいたんだ
せめて来世では報われるよう、彼らは祖先から承った儀式をしたのさ
キミに魔力が返せる、とは思っていなかったようだけど」
にわかには、信じられなかった
そんなことが、あったんだろうか
ハ「そうして返された魔力は、一度"原点"であるオイラに渡された
渡されたのは結構最近でね、そりゃ時空を遡って魔力が渡されてるんだから無理もないんだけど、タイミングがなかったんだ」
『…はあ』
信じられないことが多かったけど、筋は通っている
ああもう、ほんと、どうなってんのさ…
もともと考えていた設定を出せるのは楽しいですね…
わざわざ、一作目に両親の様子書いたのがやっと出せる…
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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️とても、続きが気になるのでよろしくお願いします。m(_ _)m (2022年11月16日 11時) (
レス) @page44 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
ロード - 続きを待ってます!頑張ってください (2022年5月11日 13時) (レス) @page44 id: edef8ab511 (このIDを非表示/違反報告)
生ハム - 続きが気になります！楽しみに待ってます！ (2021年12月30日 21時) (レス) @page44 id: 5150c17f30 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年12月5日 16時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
エメラルド - 初めましてエメラルドです更新頑張ってください (2018年12月12日 21時) (レス) id: 7f6748a7ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：露木 | 作成日時：2017年12月28日 10時
