１１１話 ページ21
メ「長話してたら、大分時間がたっちまったな」
バ「おっ♪もう飯どきか〜〜？」
Aが目覚めたのが昼の三時を過ぎるころであったので、今はもう辺りが薄暗くなってしまっている
ホ「おいバン！お前は早く厨房に行って飯作ってこい!!」
バ「へーへー
わかってるぜ、師匠〜♪」
ホークの一言にバンが部屋から出ていき、ついでホークも退出する
エ「あの、A様、なにか食べれないものはございますか？」
『…えと、様をつけるのはやめてくださいませんか
私にそんな価値ありませんし…』
エリザベスの言葉づかいに、Aは困ったような表情をみせる
エ「そうでしたか？では、Aさんと呼ばせていただきますね」
『はい、お願いします
…それで、気になってたんですけど、私、ご飯を食べていいんですか？』
食べないことが当たり前かのように、Aは言った
ディ「？ ご飯はみんなで食べた方がおいしいでしょ？」
『え、もしかして一緒に食べてくださるんですか』
メ「そりゃそうだろ？」
その言葉に、Aは涙をこぼした
ディ「あわわ！大丈夫!?」
『す、すみません…ただ、ご飯を、それも人と一緒に食べていいなんて言われたのは初めてで…涙が』
みなさんは、お優しいですねと言うAの様子は、幼い子供の見た目に反してイビツである
メリオダスは言い聞かせるように言った
メ「お前も、この〈豚の帽子亭〉の従業員だからな
しっかり食べて、しっかり働いてもらわにゃ困る！」
『はい…。ありがとうございます
このご恩は、一生かかっても忘れません』
まだまだ涙が止まらないAが、メリオダスにしっかりと頭を下げて礼をする
メ「おう！ありがとよ
とりあえず、まだ傷もあるし目覚めたばっかだから、夕食の準備が終わるまでは休め
いいか、しっかり休むんだぞ」
ディ「また倒れたら、ボクたち、卒倒しちゃうからね！」
ディアンヌもメリオダスと同じように言い聞かせるように言った
エ「それではAさん、ゆっくり休んでいてください」
『はい』
エリザベスがそう言うと、三人は揃って部屋から出ていく
ディアンヌのみ窓から覗いていたので、窓から身を引くかたちとなったが
Aは一人、部屋に取り残された
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 401人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「成り代わり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️とても、続きが気になるのでよろしくお願いします。m(_ _)m (2022年11月16日 11時) (
レス) @page44 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
ロード - 続きを待ってます!頑張ってください (2022年5月11日 13時) (レス) @page44 id: edef8ab511 (このIDを非表示/違反報告)
生ハム - 続きが気になります！楽しみに待ってます！ (2021年12月30日 21時) (レス) @page44 id: 5150c17f30 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年12月5日 16時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
エメラルド - 初めましてエメラルドです更新頑張ってください (2018年12月12日 21時) (レス) id: 7f6748a7ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：露木 | 作成日時：2017年12月28日 10時
