１０４話 ページ14
Aside
ミ「…いいんじゃない？」
『はあっ、本当…はっ、です、かっ!?』
体術を一通り習っていたけど、初めて技がいいって言われた…！
でも、もう息が限界…
ミ「まだ実践に組み込める段階じゃないけど、短時間の割には十分
…あー、休もうか」
ハ「もうちょっと早くに言ってあげなよ
はい、飲み物」
ハーレクインから渡されたお茶を一気に飲み込む
…生き返った気分だ
ミ「あと必要なのは反復練習と実践にのっとった組み手。こればっかりは時間がかかるよ
無理はしないでね
効率的な練習は適度な休憩があってなされるから」
『…はい』
ミ「もう少し落ち着いたら、赤目を教えてあげる」
一瞬、ミカさんが何を言っているのかわからなくて凝視してしまった
ミ「…なに」
『あっ、いえ、もう教えてくれるとは思わなくて』
ミ「技のコツはしっかり掴んでるんだから、教えないともったいないでしょ」
この人、一体何を考えているんだろう…？
ミ「別に何も考えてないけど？」
『心読むのやめてください怖いです』
本当に
ミ「…反射的にわかるものだから、やめろって言われてもね…
まあ努力はするよ」
安心していいのかな、これ？
ハ「…というか、赤目教えなくていいの？」
『…そうでしたね』
半分くらい忘れてた
ミ「タイミング見計らってたら、話ずれたねえ」
『タイミング？』
特別な条件が必要なんだろうか…
ミ「赤目は体の中に流れている魔力の流れを変えることで、身体能力をあげる魔法だから、それなりに集中力がいる
慣れれば一瞬で切り替えができるようになるけど、最初は魔力の流れも掴めないからね。かかる集中力もあがる
息も絶え絶えで倒れそうなやつにはできないよ」
む、難しそうだ…
ミ「まずは魔力の流れを感じることから始めよう
全身に、血液とはちがった"水"が流れているイメージで」
ミカさんが、指をパチン、と鳴らす
その瞬間、私は音が聞こえなくなった
驚きで目を見開いた私に、ミカさんはうながすようにあごで私をさす
何が何だかわからないけれど、私は目を閉じた
魔力を感じとるために
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 401人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「成り代わり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️とても、続きが気になるのでよろしくお願いします。m(_ _)m (2022年11月16日 11時) (
レス) @page44 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
ロード - 続きを待ってます!頑張ってください (2022年5月11日 13時) (レス) @page44 id: edef8ab511 (このIDを非表示/違反報告)
生ハム - 続きが気になります！楽しみに待ってます！ (2021年12月30日 21時) (レス) @page44 id: 5150c17f30 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年12月5日 16時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
エメラルド - 初めましてエメラルドです更新頑張ってください (2018年12月12日 21時) (レス) id: 7f6748a7ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：露木 | 作成日時：2017年12月28日 10時
