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*《2》 ページ29

まといさんに呼ばれて、みんなが私のことを見ているのに気づきました。
そんなに変だったかな、私……?

「大丈夫ですか?何か悩み事でも……」

「あ、ううん。悩みっていうんじゃないんだけどね、その……」

本当は毎日会いたいんだけど、会っちゃいけないのかな……って。
呟いたその言葉に、全員が一斉にガタッと音を立てて立ち上がる。

「ちょっとA相手は誰なの」

「い、意外だよ!Aにもそういう人がねぇ……!」

「ちょっとまといさん、意外って……!
でも私もびっくりしましたよ!」

「えーっ!ボクも気になるじゃーん!」

「リリカも知りたい!ねえねえ誰なの?」

「ああ、いや別に、そういうのじゃ……」

わぁ……みんなに囲まれてます。
前にも似たようなことがあったような気がするけど。
そうして質問攻め状態で狼狽えていると、控え室のドアが開きました。

「ああ、ごめんよ、今日はもう人数が……って、アタリじゃないか!
今日はもう来ないかと……」

「えっ、アタリくん!?」

ついつい反応してしまって、みんなにまた驚かれてしまいました。

「も、もしかしてAさん」

「いやあのそうじゃなくて」

「確かに何か雰囲気良さそうだよね〜」

「そんなことは、」

「じゃあ私がアタリをkillね」

「「「それは駄目ーーーッ!!」」」


「……お前ら、何の話をしてんだ?」

ドアの近くで、アタリくんだけがわけも分からぬといった表情でいました。





「ルチさんただいまー……」

「おかえ……大分疲れている様だな?」

「ああ、はい……まあ」

「ふ……夕食は出来ているので座ると良い。
今日はトマトソースにしたぞ」

「わーひ、待ってましたー!」

ルチさん特製のトマトソースパスタ。
とっても美味しいんですよ。
それに、パスタ系の料理は好きなので嬉しいです。
ちゃんと手を洗ってからテーブル前の椅子に座って、両手を合わせていただきまーすっ。

「つい先程までは疲れていた様に見えたのだが……急に元気になったな?」

「ルチさんの料理を食べると、元気になるんですよ〜」

「ふふ、それは嬉しいな。
……ところでA、これを」

「……?」

ルチさんがテーブルに置いた、一通の封筒。
端には"To White Lily"の文字。

「"白百合さんへ"……」

「私が帰ってきた時に、このテーブルに置いてあったんだ」

これはお前の事なんじゃないか?
そう言いながら封筒を手渡すルチさん。
これは一体、誰からの手紙なのでしょう……?

*《3》→←【C】その、雨音へのお誘いは……。《1》【十文字アタリ】



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愛里(プロフ) - この小説大好き。もっと挿絵を増やして欲しい!Twitterフォローしたよ。 (2018年9月2日 16時) (レス) id: 95c5af7e07 (このIDを非表示/違反報告)
レウィシア(プロフ) - 悠真さん» ありがとうございます!!!!そう言われると私も好きになります!!!!(最敬礼!!!!!)(もちつけ) (2017年12月27日 21時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)
悠真(プロフ) - 好きです……ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2017年12月27日 0時) (レス) id: 238371ad35 (このIDを非表示/違反報告)
レウィシア(プロフ) - 李暗さん» バレてしまっては仕方ない。← (2017年12月26日 15時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)
李暗 - まじめな顔で面白い事をする鬼神様…第2期…鬼灯ですか? (2017年12月26日 13時) (レス) id: 32a03187a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レウィシア | 作成日時:2017年11月19日 1時

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