＊《２》 ページ23
「くっ、A、さん……っ、だめ……！」
いつもされてるから分かってるけど、Aさんにこうされると本当に気持ちよくて、目をぎゅっと瞑って奥歯を噛み締めて、いくら堪えても耐えられないくらい。
だけど今日は絶対に耐えなきゃ。
Aさんは優しいから毎回付き合ってくれてるだけで、本当は負担になってるんだと思うから。
やっとのことで服を掴んで、着るために腕から抜け出そうとするけど……。
「うあっ……！」
もう片方の手が腰の下から差し込まれてきて、先っぽを親指でぐりって捏ねられた。
上下に擦ってた方の手も動きを早められて、力も込められて……。
待って、Aさん、そんなにされたら……！
「……ふふっ」
「――――ッ！」
耐えられなかった。
腹の奥で熱いものが弾けて、綺麗な手のひらに全部ぶちまけた。
腰がガクガク震えるのを、Aさんは片腕で抱きしめて抑えてくれてる。
首を仰け反らせたままふと目を開けると、優しく微笑んでオレを見下ろすAさんと目が合った。
あ……待って、今のオレすっげー恥ずかしい……。
頭の中が少しずつスッキリしてきてから、ハッとして目を逸らすと、恥ずかしさに耐えられなくて布団の中で蹲った。
「……またAさんの手汚しちゃった……」
「汚されたなんて思ってないわ……。
それに、我慢するのは身体に良くないもの」
「んぅ……」
ちゅる、と控えめな音が聞こえたから、多分Aさんが手についた液体を舐め取ってる。
汚いからティッシュで拭いた方が良いって言ってるのに、Aさんはいつもこうしてんだ。
……ほんと恥ずかしい。
「今日は我慢しようって思ってたのに」
「ふふふ、そんな必要無いでしょう……ほら」
「あっ……」
オレの身体を両腕でぎゅっと抱き寄せるAさん。
後頭部には大きな胸がふよんと当たって……。
……あ、やばい。
「でも、そんな事したらAさんは……」
「まあまあ、私の前ではそういうことは考えずに……ほら、いつもの様にしましょう？」
アタリくんもまだ大丈夫そうだし。
そう言ったAさんの手が、するりと腹を撫でた。
再び熱を持ったそれが、今度は手のひらじゃなくもっと別の所で出したいって言ってる。
身体を反転させてAさんを見ると、今なら全部を許すって言うような微笑みでこっちを見ていた。
「Aさん……いつもごめん」
「ふふ……大丈夫よ」
そうしてまたいつものように、オレは自分の欲に負ける。
＊《３》→←【Ａ】十文字アタリをダメにする恋人《１》【十文字アタリ】
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愛里(プロフ) - この小説大好き。もっと挿絵を増やして欲しい！Twitterフォローしたよ。 (2018年9月2日 16時) (
レス) id: 95c5af7e07 (このIDを非表示/違反報告)
レウィシア(プロフ) - 悠真さん» ありがとうございます！！！！そう言われると私も好きになります！！！！（最敬礼！！！！！）（もちつけ） (2017年12月27日 21時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)
悠真(プロフ) - 好きです……ｯ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！ (2017年12月27日 0時) (レス) id: 238371ad35 (このIDを非表示/違反報告)
レウィシア(プロフ) - 李暗さん» バレてしまっては仕方ない。← (2017年12月26日 15時) (レス) id: b8b95089d5 (このIDを非表示/違反報告)
李暗 - まじめな顔で面白い事をする鬼神様…第2期…鬼灯ですか？ (2017年12月26日 13時) (レス) id: 32a03187a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レウィシア | 作成日時：2017年11月19日 1時
