【#コンパス】その、終わりのない日々は……。【短編集】

＊《６》 ページ50

題：のぞみのうた
歌：A＆グスタフ
作詞・作曲：A


ふと見上げたら 青い空
どこまでも 続いている 明るい空

木漏れ日が差し込んで 風にそよいでる
光を踏み越えたら 先へ歩こう


咲いた花 微笑むよ
上を見て 陽射しを浴びて
泣かないで 前を向こう
この先の未来
きっと待ってるよ


＊


グスタフさん、歌がとっても上手なんですね。
初めて聞いたので、びっくりしました。
グスタフさんは、"俺にはこういう歌は似合わない"って言うけど。

「でも、本当に素敵でしたよ。
アイドルとかやればいいのに……」

「……そんなことしたら、俺も観客も全員死ぬぞ」

「ええっ！？」

「……っくく」

「……うふふっ」

何だか楽しくなって、私たちは笑っていました。
そのあともいろんな歌を歌ったり、お話をしたり。
私が思っていたより、ずっと仲良くなれたと思います。

メンテナンス、いつ終わるのかな。
早く外へ行きたいけど……もうちょっとだけ、このままでもいいかも。


＊おまけ


「ルチさーん、メンテナンスのお詫びが来ましたよー！」

「そうだな。
……お前は確か控え室にグスタフと閉じ込められていたそうじゃないか。
大丈夫だったか？」

「はひ！グスタフさんと一緒に歌を歌ったり、たくさんお話をしたりしました！」

「えっ」

「……ルチさん、どうしたんですか？」

「ああいや……それは良かったな」

「はい！」

(あのグスタフが……？
一体どういう事なんだ……今度聞いてみるか)


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正反対の二人をくっつけてみたけど……【キャラタイプ☆】の時とは違った平和的なぐったふもアリアリのアリスマエステラですね。(？)


そして、続編へまいります。
ここまで読んでくださって有難うございます。
そして、これからもレウィシアとこの作品を末永くよろしくお願いします。


(最敬礼！)

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