【#コンパス】その、終わりのない日々は……。【短編集】

＊《３》 ページ44

「なに、どうしたの……？」

「…………」

その膨らみを空いたもう片方の手で覆って、その感触を確かめる。
確かに、柔らかい。
ふにふにしてる。
なんて、ベッドの上でお互いを確かめ合った仲だし知ってはいるんだけど……こう改めて触ってみるとまた違った感覚がある。
……って、オレ何してんだろ……。

「……ふふっ」

「……ぁ、ごめん、何か急に」

「うぅん……」

でもAさんはちっとも怒らないで、オレの後頭部に手を添えてそのままそっと引き寄せた……。



「あっ……」

ふにゅんっと、ほっぺたに柔らかいものが押し付けられる。
セーター越しのそれがむにむにと当たって、安心するのと同時にまたズクンっと強く反応してくるものがある。
そりゃこんな風に包まれたらそうなるよな。
それも、大好きな人にこうされたら。

「……こうしたかったの？」

「……ごめん」

「大丈夫よ」

一度反応しだしたら、どうやっても抑えられない。
男ってみんなそうなのかな。
だとしたら、Aさんみたいな優しい人が身近にいるのは危険だと思う。
だってそしたら、絶対最後まで止められなくなるから。

「……辛くなってきちゃった？」

「ごめ……」

「そんなに謝らなくても良いの……。
男の子だものね？」

「あぁ……！」

Aさんが頭を撫でてくれるけどオレはもう辛くて、無意識の内に腰を揺らしてAさんの太腿に熱を持ったそれを押し付けていた。
これでも目をぎゅっと瞑って、必死に耐えてるつもりなんだよ。
ああでも、やばい、もうだめ、助けて。
そんな状態のオレの額に、Aさんはそっとキスを落として。

「お皿を洗い終わるまで待てたら、後でいっぱいしましょうね」

「……ん」

押し倒したくなる気持ちをぐっと堪えて、オレはAさんの部屋のベッドまで歩いていった。
Aさん、早く来てくれねーかな……。


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昨日アタリくんが６０連ガチャでいきなりガブリエルを二枚も引いてきてですね。
そこでどういう訳か私の中で"アタリくん巨乳好き説"が浮上してしまったんですよ。
巨乳に埋まってるアタリくんを想像したらかわいかったのでついつい書いてしまった……。←

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