アドバンテージByもりやん ページ6
良太郎「それではえー、我々も3年生になったという事で」
武田「すいませーん学級長、声が小さくて何を言っているのか聞き取れません、もう少し大きくお願いします…ね?」
良太郎(シバいてやろうか…)
そう思いつつ少し声を張り上げる良太郎。
良太郎「一学期のメインと言っていいあのイベントについて話し合いたいと思います!…いよいよ始まる、全国実力模s」
四葉「修学旅行ですね!」
良太郎「えー、そっちか…」
そんな会話があって、時間は体力測定の時間。
「四葉ちゃん6.9!」
「慎之介も6.3って早いぞ…」
慎之介「お前上体起こし53ってバケモンか…」
暁斗「これがブレイクダンス日本一の力じゃい」
暁斗 運動神経よし
慎之介 平均より高い
良太郎 平均くらい
「おい体育委員、これ片付けておいてくれ」
「今日は休みです」
「そうか、なら学級長頼んだ」
四葉「はーい!」
良太郎「だぁー!疲れた…」
四葉「早く運びますよ!」
良太郎「慎之介と暁斗シャトラン永遠に続けるとか…」
四葉「良太郎さんも10点取ってるじゃないですか…」
良太郎「まあ取り敢えず俺がデカいの運ぶから細かいのは頼む」
四葉「え?は、はい…」
暁斗「俺も手伝うぞ」
良太郎「頼む」
そして放課のトイレ。
良太郎「毎回なんでトイレなんだよ!」
武田「ふっ、全国模試が楽しみだね…次こそ君を超えて見せる…」
良太郎「そうか…それでずっと気になってたんだけど…お前、誰?」
呆然とする武田。
良太郎「しれっと話しかけて来るけど、誰?」
武田「え?ほらずっと2位だった武田祐輔…」
良太郎「なるほど、だからあんなに突っかかって来たのか、すまんな2位以下は気にしたことなかった」
武田「2位以下…!」
良太郎「まあいいだろう…お前が俺を超えたいと言うのなら、超えてみろ」
風太郎「おい待て、俺が先に超えるぞ」
良太郎「風太郎…ふっ、忘れてねえよ…前回の模試で決着付かなかったからな!いいだろう、次の模試、俺が狙うのは全国1位だ!」
風太郎「言ってくれるじゃねえか、いいぜ俺も挑んでやるぜ…その高みに!」
武田「ふっ、頼もしいライバルだ…」
こうして良太郎は密かに闘志を燃やした。
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作者名:チヒロ『幽旡』『由木』 x他1人
作成日時:2020年4月26日 16時