文化祭は目立つと大変であるByもりやん ページ32
三玖｢はい、こんな感じ…｣
｢三玖ちゃんうまっ！｣
｢誰に教わったの？｣
三玖｢暁斗だよ｣
｢そう言えば暁斗君は？｣
三玖｢多分今ここに向かってるんじゃないかな｣
一方その頃。
二乃｢えーと…｣
暁斗｢どうする？｣
慎之介｢とりあえず｣
良太郎｢…｣
4人の周りには人が集まっていた。
それもそのはず、あの驚愕の歌とダンスを披露すれば当然のことである。
｢ねぇ！あれってオープニングで踊ってた人と歌ってた人じゃない？｣
暁斗｢よし、お前ら｣
慎之介｢二乃は任せろ｣
良太郎｢おう、任せた｣
二乃｢え？｣
3人は真剣な顔つきになる。
暁斗｢逃げろぉぉー！｣
そして一気にダッシュした。
慎之介は二乃の手を引き、屋台の方へ向かった。
慎之介｢早く行かないとみんなが心配でしょ？｣
二乃｢そうね…｣
慎之介｢それに2人で回る時間無くなったら困るから…｣
2人に話しかけようとしていたモブはずっとその2人をずっと眺めていたいと思った瞬間だった。
暁斗｢遅くなってごめんね〜｣
三玖｢ううん全然｣
暁斗｢あれ？一花は？｣
三玖｢あそこの席｣
1番角に座り手を振る一花。
一花に手を振り返すと暁斗は三玖に向かって言った。
暁斗｢そう言えば三玖そろそろ休憩時間じゃない？｣
三玖｢そう言えばそうかも｣
暁斗｢一花の所で休憩して来たら？｣
三玖｢それじゃあ一足先に…｣
暁斗｢さて作りますか…｣
暁斗は何かを作ります始める。
一花｢あれ？暁斗君？｣
三玖｢どうしたの？｣
暁斗｢はい、これ｣
そう言って机に置かれたのはメニューには載っていないオシャレなパンケーキだった。
一花｢何これ？｣
三玖｢凄い美味しそう…｣
暁斗｢俺からのサービスと、ちょっとだけクリーム盛っといた、また後でね｣
少し小声で暁斗が2人の耳元でそう言うと振り向いてキッチンに戻った。
一花｢暁斗君ってあんなにスマートなイケメンだったっけ？｣
三玖｢確かに今のはカッコよかった…｣
後で女子達が裏でキャーキャー言ってたとさ。
良太郎｢四葉姉さん、そっちの安全点検済んだ？｣
四葉｢はい、滞り無く｣
良太郎｢よし、ひと仕事完了だな…後で五月姉さんにパンケーキとたこ焼き持って行くか…｣
四葉｢それいいですね！｣
良太郎｢どっちも暁斗の知恵が入ってるんだ、味は問題ないだろ｣
四葉｢そうですね！さて、もうひと頑張りしましょう！｣
良太郎｢よし、やってやるか！｣
1番忙しいのは文化祭の1日目かもしれない。
文化祭は楽しいだけじゃないbyチヒロ→←日常とは誰よりも変化を求める事であるbyチヒロ
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作者名：チヒロ『幽旡』『由木』 x他1人
作成日時：2020年4月26日 16時
