偶然Byもりやん ページ40
暁斗「え?女優さんにブレイクダンスを教える?」
「おう、FIREに依頼があってな、今度そう言う映画を撮るから少しブレイクダンスを教えて欲しいから今日来るそうだ」
暁斗「いきなり過ぎでしょ!」
「確か名前は…あっ、来たよ」
一花「よろしくお願いします…って暁斗君!?」
暁斗「あっ、一花姉さん…」
「何?姉ちゃん?」
暁斗「はい、この間話した」
「あー!義理の姉ちゃんか、それじゃあお前に任せるわ」
暁斗「えー…まあいいですけど」
「オマケに暁斗が女性と話せる珍しい所を見れるからな」
暁斗「あんた覚えとけよ」
そして数分後。
暁斗「それじゃあ始めますか、取り敢えずエントリーから」
一花「エントリー?」
暁斗「いわゆる立ち踊りだよ、大まかに分けてブレイクダンスの要素は4つ、たって踊るエントリー、屈んだ状態で足さばきを見せるフットワーク、そして動きを止めるフリーズ、そして回転技のパワームーブ、今日1日で出来るのはエントリーとフットワークを少しかな」
一花「へぇー結構複雑なんだね〜」
暁斗「まあね、取り敢えずツーステップから、手をクロスしてから開くと同時に足をクロスする」
一花「こう?」
暁斗「そうそう、それをリズミカルに」
一花「おっ、出来た」
暁斗「そして次にインディアンロック、まずは左足でキックしてその足を置いた後に逆の足で覆う様に」
一花「こうかな?」
暁斗「上手いね、次はサルサロックで…」
こうして一通りエントリーとフットワークの技を教えた。
一花「ねぇねぇ、暁斗君の踊り見せてよ」
暁斗「何回か見てるでしょ?まあいいけど…」
一花「1回、目の前で見てみたかったんだよね」
暁斗「それじゃあやりますか」
暁斗はトップロックのバリエーションを人通りやると、フットワークに繋げる。
一花「わぁ、やって見ると改めて凄さが分かるね…」
暁斗「まあ一花姉さんに教えた技術でこれくらいはできるよ、さあやってみよう!」
一花「出来ないよ!」
暁斗「まあこんな感じかな、それじゃあ今日の練習終わり、それじゃあ、帰ろっか」
一花「そうだね、それにしてもこんな偶然あるもんだね」
暁斗「ほんとにびっくりしたよ、まあ楽しいかったからいいけど」
そう言って星空の下を歩く2人だった。
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作者名:チヒロ『幽旡』『由木』
作成日時:2020年2月29日 21時