夜の ページ12
無一郎君と俺は探索を終えて、鎹烏に指示されるままに北北西へと進んだ。
鎹烏によると、この村でははっきり言いづらいが営みをする男女を攫い、
男の眼の前で女を喰うと言う最低な鬼が夜な夜な出るそうで。
無一郎君と俺がそこに二人で呼ばれた、と言うことはそう言うことなのだろう。
「A、どうおもう?」
無一郎君が横でそっと聞いてくる。
それに対して俺の考えを言った。
「お館様がわざわざ俺と無一郎君を出すことは、、、無いとおもう。
宇髄さんの方から、まわってきたんじゃないかな。」
「僕も同感だよ。
宇髄さんなら、お嫁さんたちとしそうだから
お館様がわざわざ僕たちの方にもってくる事は無いはず。」
だよねぇ、といい、鎹烏を呼んだ。
「宇髄さんに確認取っとく。」
「絶対文句言うだけでしょ。
まぁいいや、藤の家紋の宿、先に探そう」
そう言って歩き出す無一郎君。
歩きながら鎹烏にこう言った。
「宇髄さんの所に行って、こう伝えて。
『なぜこの任務をまわしたのですか?』って。
返答があれば、伝言よろしく。」
そう言って腕を上げると飛び立つ鴉。
一体今回はどんなに大変になるのだろうか。
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作者名:Ro:A | 作成日時:2019年9月23日 3時