『本当の裏切り者は誰だろう』

LIAR287 ページ16

「Aって、何を目的に生きてんの？」




ねぇ？と顔がぐっと近づく



何を目的に、と聞かれましても……




『えっと…』




答えられない私にうらさんがため息を吐く


真剣な顔で口を開く




「A、天才と凡人の違いって分かるか」





『…才能の有り無しでしょ？』





「違う」




え？



じゃあなに？




「"努力"とそれを費やした"時間"だよ。」




『は？』





ぽかーんとする私のを見て、にやりと笑う。




こんなうらさんは初めてだ








「有名な言葉で、"天才とは、1のひらめきと99の努力である"って知ってるか？」





『…うん』




「お前は努力をしたのか？





努力をしようとしたのか？






なにもしてないくせに勝手に自分の未来予測してんじゃねえよ。」




ばーか、と笑われる





『…でも』




「いーから！！」




『……』





「お前のプライド全部賭けてぶち当たってみろよ
砕けてもまた治してやる


俺は、自分なりに努力して今の道を選んだんだ。
だから今の仕事を誇りに思ってる


お前が努力して選んだ道なら、文句言わないし言わせないから、当たって砕けろよ、な？」




くしゃりと頭を撫でられる。





当たって砕けろ…ですかい。




『……うるさいチビたぬき』





「ああ？」





『うそです。
ありがとうございました。』




にこ、と笑えば満面の笑みで笑い返してくれる。







「まあ、駄目だったら俺が嫁に貰ってやるよ」




『さーて勉強頑張ろ。』





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受験の皆さん、ファイトです。



これは私のいとこが言ってくれたことです。




そこから私はバカにしてきたやつらの怨念こめて勉強しまくってテストの順位200人中150位だったのが、4位になりました(自慢)



失敗しても、まだまだ道はあるので皆さん頑張りましょう。



ちなみに応援ソングはイトヲカシの『さいごまで』がいいですよ(宣伝)

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