飼育記録32日目 ページ34
em side
tn｢エミさん、お願いがあんねんけど…｣
それは突然の事だった。
4日間、Aさんを預かって欲しいとの連絡をトントンさんから受けた。
頼まれたことは断れない性格の為、もちろん引き受けたのだが…
em｢どうしよ、楽しみすぎる｣
善意ではなく、下心丸出しで引き受けてしまった。
以前彼女とあったのはオスマンさんの家でお茶会に参加した時。
最初は非現実的ではあったが、妖精が舞い降りてきたのかと思った。
その後彼女を見ていると、謙虚でとっても可愛い方だと思い、好意に近い何かを抱いていた。
彼女のことを考えていたら時間が経つのは早く、翌日の朝。
彼女を迎えに行く時間になっていた。
自分でも異常であるとは分かっているが、正しい相手を思う気持ちが分からない。
こういう時こそ、恋愛経験がない自分が憎くなる。
車を走らせながら考えていると、いつの間にか見覚えのあるマンションが見えてくる。トントンさん家だ。
今日は階段を使おう。
車をおり、一段ずつ登っていく。
心拍数も徐々に上がっていく。
たった1日しか会っていない彼女にこれほどまで夢中になるとは思わなかった。
恐らく、彼女の見た目に興味を惹かれたのだろう。
ドアの前に立ち、インターホンのボタンを押す。
tn｢ほんま悪いなぁ、エミさん｣
em｢いや、大丈夫やで｣
tn｢…ほんまに大丈夫か？顔色ちょっと悪いんとちゃう？｣
緊張が顔に出てしまっていたのだろうか。
それでも私は平然を装う。
tn｢それじゃあ、A連れてくるから待っとってな｣
あぁ、やっとや
4日、俺のそばに居てくれる
tn｢エミさん、Aをよろしくな」
em｢はい、ご心配なく｣
Aさんはトントンさんに別れの挨拶をしている。
愛らしく愛おしい。
車までの道のりはそう遠くはないのだが、早足になってしまう。
車に乗り込んでしまえば、私とAさんの空間が出来上がる。
『エーミールさん、4日間よろしくお願いします』
em｢こちらこそ不慣れな点があると思いますが、よろしくお願いします｣
あくまでも、紳士的に。
彼女に悪い印象を与えてはならない。
そう思いながら彼女と程よくコミュニケーションをとり、車を走らせた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
推し故に長い…！
しばらくエミさん視点です。
少し変態チックなのは許してクレメンス
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1146人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いも犬P(プロフ) - 有さん» いえいえ大丈夫ですよ^^*恐らく、ネットが込み合ってしまい処理が追いつかなくなってしまったんだと思います。私も1度全部見れなくなりました,,,作者なのに (2019年3月25日 19時) (
レス) id: 58fd28716b (このIDを非表示/違反報告)
有 - すいませんこちらのバグでした本当にごめんなさい (2019年3月22日 6時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
有 - 飼育記録２０日目、３４日目が見れないのですが… (2019年3月22日 6時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - おめでとうございます!! (2019年3月15日 16時) (レス) id: 6f15b8d456 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ - おめでとうございます！ (2019年3月14日 20時) (レス) id: c8f72c9aa8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いも犬P | 作成日時：2018年11月4日 1時
