飼育記録23日目 ページ25
家に着くと鬱さんが｢トン氏〜！｣と喚きながらトントンさんに抱きついてきた。
ut｢お、起きたら誰もいなかってん！｣
tn｢朝ごはんと一緒に置き手紙置いといたやろ。てかくっつくな！気色悪い…！｣
完全に鬱さんがトントンさんの家に泊まってたこと忘れてた…
未だに鬱さんは1人にしないで〜などと言いながらトントンさんに抱きついている。
そのため私がゲージに戻れず、ずっとトントンさんの胸ポケットにいるのだ。
『トントンさん』
tn｢あぁ、ゴメンな？今戻すわ｣
胸ポケットからトントンさんを叩くと、返事をしてくれゲージへと戻してくれた。
ここに来てまだ2日しか経っていないが、
あ、そうだ。マンちゃんが作ってくれた服、トントンさんが持ってるんだ…。
ゲージの外を見ると、トントンさんが鬱さんを正座させ、見下ろしていた。
ナニアレコワイ。
気が付かなかったが、静かな室内にトントンさんの声が響いている。
声色は重いが、よくよく聞いてみるといい声だと思う。
イケメン、イケボのハイスペックトントンさん。
是非嫁に欲しい。
なんてくだらないことを考えていると、どうやらお説教は終わったみたいだ。
『トントンさん、トントンさん！服ください！』
tn｢え？今着るんか？｣
『だ、ダメですか…？』
tn｢え、ぃや、え、ええで｣
少しシュンとしてねだると、耳を赤くして了承してくれた。
服が入っている袋から出し、私に差し出す。
早速手に取り、着替えようと思った。
そう、思ったのだった。
服を持ったまま周りを見てみると、ゲージの中には私が隠れられるようなところが蒲団しかない。
つまり、着替えると肌が丸見えになってしまう。
私は女、彼らは男。
小さくなり、女性特有の胸の膨らみなどはないものの、女としてのプライドはある。
何とかせねば。
『あの、鬱さん。ちょっといいですか？』
ut｢おん？どうしたん？｣
私は近くに座っていた鬱さんに声を掛ける。
このゲージに服などの布を被せてもらって、中が見えないようにする作戦だ。
『今から着替えたいんですけど、このゲージの中が見えないように何か被せてくれませんか？』
ut｢おぉ、ええで｣
ジャケットをパサッと被せてくれた。
さっきまでまであんなに喚いてたけど、意外と紳士的な人なんやなぁ…
なんて思いながら、私は着替えた。
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いも犬P(プロフ) - 有さん» いえいえ大丈夫ですよ^^*恐らく、ネットが込み合ってしまい処理が追いつかなくなってしまったんだと思います。私も1度全部見れなくなりました,,,作者なのに (2019年3月25日 19時) (
レス) id: 58fd28716b (このIDを非表示/違反報告)
有 - すいませんこちらのバグでした本当にごめんなさい (2019年3月22日 6時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
有 - 飼育記録２０日目、３４日目が見れないのですが… (2019年3月22日 6時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - おめでとうございます!! (2019年3月15日 16時) (レス) id: 6f15b8d456 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ - おめでとうございます！ (2019年3月14日 20時) (レス) id: c8f72c9aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いも犬P | 作成日時：2018年11月4日 1時
