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ﾄﾞﾝｯ
「へっ、？」
何かが私にぶつかり、バランスを崩す。
その瞬間__。
『バッシャン』
大きな音を立て、プールに落ちた。
追いつかない私の頭を後にして、目の前に飛び込んで来たのは
浮「よっ！」
「…は？？」
笑顔で手を挙げてる、クラスメイトの
「浮所君…？」
浮所飛貴だった。
は…。同時に怒りが込み上げてくる。
「何すんのよっ！！」
浮所君を睨むと、申し訳無さそうな顔をするもんだから、その一言しか言えない。
浮「だって、Aちゃん。いっつも泳がないって言うから本当は泳げないんじゃないか。って他の子が言うんだもん。」
だからって、こんな事やって怒らない訳無いじゃん。
そう言おうとしたけど、浮所君の一言に驚き過ぎて言えなかった。
浮「県大会行くような実力も嘘なんじゃないかって。だからね、俺は信じてるから、嘘じゃない。って言ったの。」
何で分かるの？話した事も無い浮所君に。何で信じられなきゃいけないの？
でも、何だか言えなかった。少し嬉しかったから。
浮「そしたら、証明してって言われたの。突き落として溺れないか。動画撮ってこいって。酷いよね。」
信じていいの？そんな言葉。ほぼ知らない人だよ？
浮「でも、そんなに浮いていられるなら泳げるよね。ごめん。」
ビショビショな制服を絞りながら、プールサイドに上がっていく。
「もういいから。帰ってくれないかな？」
一人にしてほしい。何となく、そう思った。
浮「っでもっ…「だから！1人になりたいの！」
自分でもびっくりする位の大声が出て。
浮「わかった…。本当にごめんね。」
トボトボ帰って行く浮所君。
久しぶりに入ったプールは少し冷たくて、ドキドキした__。
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はつね(プロフ) - すてきな作品です！涙止まらないです！ (2020年5月5日 6時) (
レス) id: ee2a92e956 (このIDを非表示/違反報告)
雨ノ宮心音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ！違反報告されます。 (2017年7月2日 10時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みさの | 作成日時：2017年6月2日 20時
