◇ HiGH＆LOW Amamiya conjugal story ◇ PART1

“　episode018　” ページ18

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隆二「おい、広斗________________」



わたしに気を遣って、小声で後ろから広斗に話しかけている隆二さん。



目が合うなり、驚いてる。


気づいてなかったのね。



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広斗と話していた女の子たちは広斗の目線を辿ってわたしに気づくと、何かコソコソ……



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“何、あの人〜広斗くんの彼女〜？”


“ないでしょ〜広斗くんのタイプじゃないって、ぜったいー”


“だよね〜地味すぎっ”



キャハハハハ……



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わたしにはそう聞こえる。



被害妄想……



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広斗「お前、仕事は？」


「明日は休み。次は水曜からだって」


広斗「来るなら言えよ」


「別にいいじゃん。それとも、何かやましいことでもあるの？」


広斗「何、妬いてんの？」


「そんなんじゃない」


広斗「仕事だから仕方ねぇじゃん」


「だから、ヤキモチなんかじゃないって……」

隆二「まぁまぁ2人とも。一応店だし落ち着こっか。Aちゃん、何か飲む？」



「…………ホワイト･ルシアンください」


広斗「カクテルなんか知ってんだ」

「馬鹿にしないで」



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未だに女の子たちはわたしのことをコソコソと話してるみたいだけど、もういいや。



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広斗「帰ったら相手してやるからあと1時間だけ、我慢して」



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そうだよ。仕事だもん。

ここで文句言っちゃ広斗にもお店にも迷惑だよね。



今までも広斗が女の人と話してて嫌な気持ちになったことあったのに、なんで学ばないんだろう……わたし。



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「ねぇねぇ、お姉さん」


「……わ、わたしですか？」


「うん。さっきの店員さん、彼氏かなんか？」


「彼氏というか……その…………旦那で、す」


「えっ夫婦！？」


「はい(苦笑)」


「大変だね……

お姉さん、可愛かったからお持ち帰りしようと思ったけど残念」



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