Is this love？【ymin】

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…


『山ちゃん、ひまー。』


「俺は暇じゃない。」


昨日は大ちゃん達と遅くまで飲んでいたが、山田から朝早く来いと連絡が来てしまい、渋々重たい足を引きずりながら来たのに放置だからたまったもんじゃない。


『じゃあ俺出掛けてもいい？』


「ダメに決まってるでしょ。」


テレビから目を離さずに、ずっとゲームをしながら面倒臭そうに俺と会話をする山田。


『はぁー、本当信用ねぇなー(笑)』


「自業自得。」


確かに全て俺が悪いことは理解しているつもりだ。
でも俺、今山田がやっているゲームより付き合い長いのにこんなに蔑ろにされると悲しいんだけど。


てか俺っていつまで山田の言うことを聞かなきゃいけないんだ？


俺はなぜ今までそのことについて考えてこなかったんだろうか。ゴールが分かれば俺は頑張れる気がした。


『なぁ、俺っていつまで山ちゃんの言う通りにしないとダメなの？』


「…それ、俺もずっと考えてた。」


『もしかして決まってないの？』


「うーん…一応、頭の中にずっと思ってることがある。」


『なに？』


『伊野ちゃんが恋をしたら、かな。そしたら解放できる…気がする。』


ゴールが分かったら適当にクリアする予定だった。だが、その答えは俺にとっては凄く難しい答えだった。


『気がするって…。マジか…難しいな。』


だって俺はもう恋をしないって決めたんだ。
俺はもうあんなに苦しいことはしたくない。


「協力はするよ。」


『えっ…？』




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