仲直り ページ35
.
「.....なあ」
『ん、どうしたの?』
「.............ごめん」
『間が長いわ』
「結構真面目に話してんだけど、?」
『冗談だよ、うん。いいよ、許す』
「良かった.......」
『今回結構引き摺ったねぇ〜』
「それはお前が傑の味方なんかするからだろ!」
そう、悟は傑と硝子が見えない時に毎回きちんと謝っていたのだ。勿論、この事は2人だけの秘密だ。
ただ、傑と硝子に愚痴っていたのも勿論本心。一瞬でも、自分のことを悪く言われて、気分の良い人間なんて居ないだろう。
『あ、ごめん。私も謝らないといけないことが』
「何?」
『夏油の事好きになれば良かったって本人に言っちゃった。』
『五条.......くん?五条くん?ねえ、ごじょるん?』
「なぁ〜に?ごじょるん今激おこプンプン丸なんだけどぉ〜?」
『す゛み゛ま゛せ゛ん゛て゛し゛た゛』
必殺の、必死の土下座をお見舞いしてやった。
2人は付き合ってはいない。
しかし、2人きりの時はこんな風に恋人かと間違われそうなくらいの距離感でいた。
よくある、「え、お前ら付き合ってなくてあの距離感かよ」的な、
逆すぎて凄く珍しい。
傑と硝子の立場としては、この光景を見た瞬間ブチ切れ案件だろう。
「なんか奢れよ」
『ええ!勿論新作スイーツ5品奢らせて頂きます!』
「よぉーしパパッと終わらせますか!!」
偵察のみの為、10秒で終わった。
178人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ルナ | 作成日時:2023年8月22日 2時