番外編、異能事故。 ページ33
...
『あ、済みません！』
女性「いえ、こちらこそすみません！」
買い物の帰りに人とぶつかった。
『お怪我はありませんか？』
女性「大丈夫です、そちらこそ」
『私も大丈夫です！』
女性「それは良かった...では、失礼しますね」
少し見送ってから、歩き出すA
『お帰り、早かったねー』
中也「あぁ、早く終わってな。.......なんか縮んだか？」
『あ、本当だちょっとこの服大きいや。まあ大きめの服って考えよ。お昼ご飯作るねー。』
確かに少し、ほんの少しだけ小さくなっている気が付く。本当に誤差の範囲内。多分太宰が見ても気付かない程。
────── 翌朝。
中也「A、朝だぞ。」
一度目のめざまし中也の時間。何時もは大体、五度目に起きてくる。
中也「(まあ、まだ起きねえよな)」
部屋を出ようとしたその瞬間、目に見えてAの体が縮み始め、髪の毛が伸びいく。
中也「...何が起こってやがる」
中也「(まるで七年前のAじゃねえか)」
するとAは急に起き上がった。
『っえ...中也？』
中也「え、は此方の台詞だわ。」
『本当に中也？大人みたい...って云うか此処、何処？』
中也「は？何云ってんだよ。俺らの家だろ？」
『真逆、この家の持ち主を殺して不法に住んでたの？』
中也「何、云ってんだよ.........？」
話が全く噛み合わない、Aは一体何を云っているんだ。
中也「...判った。取り敢えずそのぶかぶかの服脱げ。昔の服、探してくるから」
『判っ...た....。』
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作者名：ルナ | 作成日時：2023年5月14日 21時
