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『あのまま先生が死んだら...私は、きっともう立ち直れなくなる。見捨てた現実が辛すぎる』
だから
『先生が、生きててくれて良かった...見捨てなくて、良かった...!!』
何もできなかったあの頃とは違う
14年で、私は誰かの命を諦めずに済んだ
『私、やっと報われる。やっと...前向いていける。幸せを願える気がしてるんだよ。だから』
私は右手の小指を先生の前に出し
『約束、してよ。私の幸せ。先生がいないと、私、幸せになれない。あなたの隣にいさせて』
子供じみた約束で構わない
私が信じる
その記憶が残ればいい
「.....あぁ、そうか」
『ん？』
「いや.....燃えたんだったな」
『燃えたって...何が？』
「心さんから何も聞いてないのか？」
『え、なんで心叔母さんが.....』
話の意図が掴めずにいると
先生は目を伏せ僅かに口角を上げた
「こちらの意見も聞かず、向こうは結婚させる気らしいんだが」
『......待って、それって』
「良かったな、反対はされないみたいだぞ」
『なんで、心叔母さん知ってんのさ...』
「お前がさっさと夢から覚めれば知られなかった話だ。あぁ、あと或さんのせいだな」
『或叔母さん......』
私は頭を抱えるしかなかった
バレたくない、わけではないが
やはり自分の口から言いたい話ではある
『........多分、反対してくるのは1人だけだよ』
「1人？」
『お母さん、5人兄弟なんだけどね、私に雄英を辞めさせたい叔父が2人いて...その1人は波が連合入るのと同時に亡くなってんだけど...』
圧叔父さんだけ、私を嫌ってる
『心叔母さんと秀明叔父さんは私を応援してくれてるから、先生との事も賛成してくれるよ。ただね......』
「そのもう1人の叔父が、どう反応するかって事か」
『絶対反対するね。だって私のこと嫌ってるから。まぁ、親戚とはほぼ縁切ってもいいと思ってるから別にいい』
認めてくれる人がいれば、私はそれで構わない
大切なのは当事者なのだから
『私が先生を好きで、先生が私を好きなら何も問題ないじゃん』
「そりゃ結果論だろ」
『結果論上等。最初から、その覚悟でしょ？』
「覚悟なしで生徒に惚れやしないよ」
『だよね』
「睡間」
『ん？』
「あと2年、待ってろよ」
『......2年後、ちゃんとしたやつ待ってるからね』
ふわりと、少し冷えた風が開いていた窓から吹き込んだ
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(名前)もりくみ(プロフ) - 読む手が止まりませんでした！それぐらいすごく壮大で面白いはなしです！ (2020年8月5日 1時) (
レス) id: e59f283b39 (このIDを非表示/違反報告)
ぼた餅(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしてます！相澤先生カッコいいですねぇ！ (2020年5月23日 17時) (レス) id: ded7a6a91d (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫(プロフ) - 追記：Twitter始めました。よかったらフォロー承認お願いします。亜樹姫に変える前の名前でやってます。 (2020年5月15日 13時) (レス) id: 8272aee984 (このIDを非表示/違反報告)
亜樹姫(プロフ) - 一先ず完結おめでとうございます！ここまですごく楽しく（同じくらい泣いたけど）読ませていただきました。本当に感謝しています。これからどんな展開になっても読み続けさせていただこうと思うので，またよろしくお願いします。ずっと応援しています！ (2020年5月15日 13時) (レス) id: 8272aee984 (このIDを非表示/違反報告)
走って歩いて(プロフ) - 一先ずの完結おめでとうございます！とても考えさせられる作品で、本にしてもいいんじゃないかとも思ってました。もちろん私は続きが気になるのでこれからの更新楽しみにしています。頑張ってください！ (2020年4月23日 16時) (レス) id: 3d497f3b24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2020年1月1日 16時
