〜177〜 ページ30
さて、どうやってこの状況を突破するか
「道を作り変えられ続けたら...目的まで辿り着けない.....その間に向こうはいくらでも逃げ道を用意できる」
『サンイーター先輩？』
「即時にこの対応、判断...あぁダメだ...もう...女の子を救い出すどころか俺達も...」
天喰先輩の言う事は一理ある
だとしても
『それは...』
「環!!そうはならないし、お前はサンイーターだ!!」
『通...ルミリオン先輩...』
「こんなのはその場凌ぎ!!どれだけ道を歪めようとも目的の方向さえ分かっていれば俺は行ける!!』
そうだ、透過の個性なら
いや、行けるのは先輩1人
思い出せ
敵の幹部で厄介な個性を
今ここで私が出来る、精一杯のサポートを
厄介なのは...あの個性
『強制的に本心を喋らせる個性持ちがいる!!!気をつけてください!!』
先輩は強く頷き、壁の向こうへ走って行った
私達は...
周りの道を確認しようとした瞬間
床が消えた、というか変形して下に落とされた
落とされたのは約1階層分
ここまで的確に落とせるなら、向こうは私達が見えている
『.....広間。目的から遠のいたか』
「おいおいおいおい、空から国家権力が...不思議なこともあるもんだ」
誰にも該当しない声が聞こえた
それはここで待機していたであろう八斎會の奴ら3人
「よっぽど全面戦争したいらしいな...!!流石にそろそろプロの力見せつけ」
攻撃態勢に入ろうとしたプロ達を
天喰先輩が止めた
「その"プロの力"は目的の為に...!!こんな時間稼ぎ要員...俺達2人で充分だ。マタンさん」
名指しで私を見る天喰先輩の目には今までにない力があった
なるほど
『全員先へ!!私と先輩で止めます!!』
「何言ってんだよ、すい...マタン!!協力するぞ!!」
「そうだ、協力しろ。全員殺ってやる」
「"窃野"だ!!こいつ相手に銃は出せん、ヒーロー頼む!!」
個性は身につけているものを奪う、だったはず
「バレてんのか、まぁいいや。暴れやすくなるだけだ!!」
「ならないぞ、刀捨てろ」
窃野の個性を先生が消す
でもそれもこれも時間の問題だ
窃野の隣にいた...宝生が銃を構える
「刀も銃も俺の体に沈むだけや!!大人しく捕まった方が身の為やぞ!!」
「そういう脅しは命が惜しい奴にしか効かねぇんだよ!!」
「俺が武器を奪うから捕縛を」
『了解』
短い期間でも先輩からの期待を得た
なら、その期待を裏切らないようにしないと
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1372人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リンドウ(プロフ) - ルールリさん» 失礼しました。見つけた部分は直したのでまだ残っていたら教えてください。ありがとうございます。 (2019年4月25日 22時) (
レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
ルールリ - 通形の形がさ、違うのよね (2019年4月25日 21時) (レス) id: 35399f5c19 (このIDを非表示/違反報告)
沙凪(プロフ) - 環もやしが環、もやしってことかと思ったバカがここに！ (2018年7月20日 1時) (レス) id: c3b10b66ef (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - 柚子sherbetさん» そう、謝罪なんていらないんだ...!!!そんな為に自分を捨てたわけじゃないのにっていう心の叫び。こういう感じ本当大好き←先生には責任感じてこれからもちゃんと一緒にいてくれるよね、きっと!!従兄弟達全員は出せなかったな... (2018年4月20日 7時) (レス) id: dfc50c3188 (このIDを非表示/違反報告)
柚子sherbet(プロフ) - ああぁぁぁぁぁ…聞きたいのは謝罪じゃないのに…謝罪じゃないのに相澤先生！先生としてヒーローとして、謝罪すべき立場にあるんだと思うと辛い…自分の所為とか思ってそうで辛い…睡間ちゃんはそれでも覚悟して行動して、その結果だから…それはそうと従兄弟達可愛い (2018年4月19日 23時) (レス) id: 0cedae328f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：リンドウ
| 作成日時：2018年2月14日 0時
