〜20〜 ページ20
『あぁ、インゲニウムって飯田のお兄さんなんだ』
だから飯田のコスチュームが似てたのか
『私、インゲニウム好きなんだよね』
「そ、そうなのか？それは嬉しいな」
『誰かの役に立つって難しいかもしれないけど、すごいと思う』
「そういえば、睡間さんはどうしてヒーローを？」
『.....どうしてって聞かれたら...どうしてかな。私はヒーローになりたいわけじゃないから』
3人の手が止まった
それもそっか
だって私はヒーローを目指していないヒーロー科の人間だから
「で、でも...Aちゃんって入試の実技2位通過じゃん!!あの爆豪君とほぼ同じ記録で...」
『推薦蹴った話、麗日には言ったよね』
「推薦を蹴った!?一体何の為に...」
『その話が来た時は...行くつもりなかったからさ。入試の申し込み、本当に期限ギリギリ出たしたの』
「だが推薦を蹴ったのなら何故、普通に雄英を受けたんだ？」
『うーん.....別にね、バカにしてるとかじゃないからね？.....どこでも良かったの。夢も何も無かった。目標もない、高校に行く理由もない』
雄英受けるって話をお母さんにした時は本当に驚かれたな...
『目指すなら上へ、
「何となくで受かるような場所じゃないと思うけど...」
『あ、でも.....夢とか目標とは違うけど、この個性を人の役に立たせたいとは思ってたんだ。そうしないと、ただ眠いだけの個性になっちゃうし』
これが正解の道なのかは分からない
でもその答えはこれから見つける
『ヒーローなら...この個性で役に立てる。だから』
話を遮るように警報が鳴り響いた
《セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難してください》
『セキュリティが...突破...？』
ここってかなりセキュリティは万全のはずじゃ...
『痛っ!!』
避難しようとする多くの生徒に流される
しかもその反動で足首を捻った
「Aちゃん!!」
「くっ...!!一体何が侵入したと言うんだ!!」
捻った足がじくじくと痛み、人の圧に押される
下手に動いてしまったせいで体のあちこちが圧迫される
『き.....気持ち悪い...』
「おい、あれ睡間じゃねぇか!?」
「睡間、無事か!!?」
『切島、上鳴...!!ちょ、助け...』
「お、おぉ!!届くか!?」
片足を引きずりながら右手を切島に向けて伸ばす
手は、何とか.....届いた...
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リンドウ(プロフ) - 和奏さん» それを言ったら男子でも67いきませんしね……私も飛びません。((13超えた友達もいましたが、彼女はかなり運動神経良かったです))。 (2020年12月2日 19時) (
レス) id: c283219a85 (このIDを非表示/違反報告)
和奏(プロフ) - いや普通に13メートルとか飛ばんです。7メートルしか飛んだことないです。（） (2020年12月2日 17時) (レス) id: ea0b227b7d (このIDを非表示/違反報告)
もうふ - 好きです((突然の告白(笑) 相澤先生好きなので楽しんで読ませてもらってます！ (2019年8月8日 0時) (レス) id: bc132d7752 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - クーニャンさん» 私のミスです、ありがとうございます。訂正してきました。 (2018年10月20日 12時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
クーニャン(プロフ) - 初めまして、クーニャンです。ページ6のセリフで質問します。「合意的虚偽」とありますが、「合理的虚偽」ではありませんか？ (2018年10月20日 9時) (レス) id: 5eb4794cf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2017年11月25日 19時
