〜21〜 ページ21
『あ...ありがと...』
「大丈夫...じゃなさそうだな。真っ青だぞ」
『切島.....仮眠室、連れてって...』
「仮眠室!?上鳴、お前どこだか知ってるか!?」
「知ってるけどよ...っと...その前にこの流れをどうにかしねぇと」
食べた直後のこの圧で胃に入れた固形物が口から出そう...
要は吐きそう
おまけに人混みが酷くて...酔った
「とりあえず上鳴、仮眠室どっちだ!?」
「ちょっと待てって!!睡間も、もう少し耐えろ!!」
『わ...かった...』
少し遠のいた意識の中で飯田の声が聞こえた
そして流れは止まり、切島に背負われて仮眠室へ辿り着けた
「本当に保健室じゃなくていいのか？」
『ん.....ありがと...』
「なんかマスコミが侵入したっぽい。さっき警察が来て撤収してった」
「マジかよ...すげぇな」
「じゃぁ睡間、俺達行くけど本当に大丈夫か？」
『大丈夫.....』
心配そうにしながら2人は教室に戻っていった
ソファに座らされたけどそれすらもキツい...
ずるっと落ちて床に座り込む
『はっ.......はっ.....』
ヤバい...本気でヤバい...
胃がぐるぐるする
切り崩された習慣に体がついていけない
開いたドアの音すらも遠い
「睡間...!?」
『せ...んせ...』
「おいどうした、気分でも悪いのか？」
すぐ隣にしゃがみ込んだ相澤先生に無意識のうちに抱きついた
「おい、何して...」
『ちょっと...静かにしてください.....』
どろどろと蜂蜜を垂らすように体内に溜まる睡魔
切島からも勝手ながらに睡魔を吸収したお陰でほんの数秒で瞼が重くなる
同時に治まる吐き気
『死ぬかと思った.....』
「...で、いつまでこのままでいるつもりだ？」
『すみません...今退きます』
懐かしい眠すぎるという感覚に欠伸を零す
何か疲れたと思いながらソファに座る
先生も向かい側に座った
「何があった」
『マスコミが侵入した時、麗日達と食堂にいて...セキュリティ突破されたって...』
それから起きた事を話した
先程の状態の理由も
『それにあるじゃないですか、規則正しい生活をしてる人がいきなり徹夜したら体調崩すの。多分、あれと同じで...』
「成程な...」
『ちゃんと寝て、ちゃんと食べてもこのザマ...難しいなぁ.....』
天井を仰いでふと思った
私は...何かとんでもない事をしたのではないかと
睡魔を求めて、無意識のあまり...
先生、しかも男性の先生に.....
抱きついて...しまった.....
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リンドウ(プロフ) - 和奏さん» それを言ったら男子でも67いきませんしね……私も飛びません。((13超えた友達もいましたが、彼女はかなり運動神経良かったです))。 (2020年12月2日 19時) (
レス) id: c283219a85 (このIDを非表示/違反報告)
和奏(プロフ) - いや普通に13メートルとか飛ばんです。7メートルしか飛んだことないです。（） (2020年12月2日 17時) (レス) id: ea0b227b7d (このIDを非表示/違反報告)
もうふ - 好きです((突然の告白(笑) 相澤先生好きなので楽しんで読ませてもらってます！ (2019年8月8日 0時) (レス) id: bc132d7752 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ(プロフ) - クーニャンさん» 私のミスです、ありがとうございます。訂正してきました。 (2018年10月20日 12時) (レス) id: f9b4659293 (このIDを非表示/違反報告)
クーニャン(プロフ) - 初めまして、クーニャンです。ページ6のセリフで質問します。「合意的虚偽」とありますが、「合理的虚偽」ではありませんか？ (2018年10月20日 9時) (レス) id: 5eb4794cf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンドウ
| 作成日時：2017年11月25日 19時
