#26 ページ28
｢千秋先輩も、羽風先輩も
ほんとに、いきなりなんです。最初は執拗いなぁ、うるさいなぁしか思わなかったんですけど、
瀬名先輩の件があった次の日から、あのクラスの一部が執着と独占欲の塊になってっ、
いつ死んでもおかしくない、状態なんですよね自分はっ……｣
颯｢A殿……。
大丈夫か…？ゆっくり息を吸って…｣
奏｢すみません、こんなこと、なすつもりはなかったんですけど
さいきん、あまりにもあのふたりの"め"がするどかったので
"ちゅうこく"させていただきました｣
『こわがらせちゃいましたね、』なんて奏汰先輩が頭をぽんぽんと撫でた。
颯｢重すぎるんだな、抱えるものが。
………鬼龍殿が手を焼いているし…｣
｢……副会長…
蓮巳先輩は、なんか言ってますか？｣
颯｢………いや、特に｣
｢変な間が怪しすぎるのですが…｣
颯｢今のお前に言ったらまた泣かせてしまう。
我は女性を泣かすのは嫌いなんだ｣
奏｢もし、あぶなそうなら"おしえた"ほうがいいかんじもしますよ…？
"ちゅうこく"ですから｣
颯｢……それもあるか。
蓮巳殿はゆにっと内では一切話を出さない故、我も詳しくないのだが
鬼龍殿に話を聞いてる。
『蓮巳の旦那は素直に言うから怖い』とよく言っている。
確かに生徒会の仕事をしながら山の中にある廃墟を調べてた。『あいつの城だ』と言っていたが…A殿のことだろう｣
｢は、はいきょっ！｣
あんの眼鏡、廃墟に閉じ込めようとしてるな！
確かに大将の言うようにはすみんは素直なんだよなぁ。いちいち行動することとか言うし。
＿『貴様をいつか、外から出られないようにする。縄で縛るか鎖で縛るかは選ばせてやろう』
『俺の管理で生きれば問題ないだろ。任せろ、お前なら一生世話をする覚悟と自信がある』
『逃げられると思うなよ。頭の差を考えろ』＿
………その行動内容がえげつねぇけど。後半悪口だけど。
唐突に蓮巳先輩の言動がフラッシュバックした。
嫌な気分だ、泣きたい。
奏｢ぼくたちがいえるのは"このくらい"、ですかね｣
｢え、"このくらい？"他になにかあるんですか？言えますかここで？｣
奏｢しょうしょう"えぐい"のでおひかえしたほうがいいですよ〜｣
颯｢我も控えさせていただく｣
ますます怖いっ!!!
あの人達私をどうしようとしてるの!!!
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 924人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優人(プロフ) - ほんとにみすどさん？？みすどさま？？様か、(???)みすどさまの小説どれを見ても面白すぎて泣いてます更新頑張ってください (2020年4月25日 10時) (
レス) id: 0718ecff1c (このIDを非表示/違反報告)
しののの - いやほんとに草です。草しか生えません。好き← (2020年1月26日 0時) (レス) id: 6a599a3a76 (このIDを非表示/違反報告)
腐りかけ - 毎話に笑いの神が降臨してる…毎回吹き出してます。これからも拝見させて頂きます。更新頑張ってください。 (2019年11月26日 16時) (レス) id: b69fe70fd6 (このIDを非表示/違反報告)
東雲 - とっても面白い作品ですね!!!! 更新待ってます (2019年10月8日 20時) (レス) id: 08942b1695 (このIDを非表示/違反報告)
shoto(プロフ) - 貴殿は神ですか……。 大家族もヤンデレも好きです。最高です。控えめに言って。頑張ってください。 (2019年9月3日 20時) (レス) id: ef163209c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みすど | 作成日時：2019年8月25日 17時
