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レッスンを終えて、瀬名先輩に呼ばれる前に『お疲れ様ですううう!have a nice day!』とダッシュで練習室から出た。
もう夜なのにナイスデイとか意味あるのだろか。
まだ辺りが明るいうちに帰らなくては。
廊下は電気がついていて、ちらほら教室に人もいる。
前の状況よりかはかなり安全である。
すれ違いざまに放送部で居残りしていた遊木先輩に『向こうの練習室に瀬名泉警報!ピピッ!瀬名泉警報!ピピッ!』と言うと『うえっ!ほんと!もう帰る!一緒に帰ろ!Aちゃん!』と慌ただしく2人で校舎から出た。
真「あああ〜!Aちゃんに救われたよぉ〜
ありがとう、Aちゃんっ」
「いえいえ、同じ境遇のもの同士仲良くしましょうよ〜」
途中まで帰宅路が同じの遊木先輩。
たまにだけど一緒に帰ってスイーツ店に寄り道する仲である。
1人より数億倍マシだしね。
今日は金欠気味ということでやめた。
真「そーいえば、今日明星くんが『朝にAがめっちゃ俺を睨んでた〜。朝練が憎いよ!』ってしょんぼりしてたけどなにがあったの?」
「あら、自覚あったんですね明星先輩。
今日のバスケ部の朝練時にヤンデレ男を発動させてきたので怒りが明星先輩に行き渡りましたね。はい」
真「あ、あぁ。察したよ…あはは」
遊木先輩は苦笑して、『7対1は辛そう』と身震いした。
ご名答。
めちゃくちゃ辛いです。
その中の一人リアルがちの方いるからね。
おめーだよ、せないず!!!!!!!!!
「今日は生徒会長がいなかったけど6人に全員絡まれて…朝から追いかけっこですよ…正直授業しか気が休めない…
Knightsのレッスンの時もあの光景がフラッシュバックして辛たんですわ…」
真「ちょ、Aちゃん!!!戻ってきて!こんな夜道に僕を1人にしないで!!!!」
悟りを開きかけた私の肩を勢いよく揺らされて『うがぁっ、』とこの世のものとは思えない声が出た。
私は野生育ちではない。
大丈夫、母は狼とかじゃない。安心しろ。
「はぁ………遊木先輩、今から家でご飯食べてきません?愚痴会を開きたい…」
真「え、今から?19:00回ってるよ?か、彼氏でもない僕をお家に上がらせていいの!?」
「お、落ち着いて!!!大丈夫ですよ!この前葵兄弟と甘辛パーティー開いてそのまま泊まったんですから!やましいことする暇ないくらい騒ぎましたから!」
真「うん!甘辛パーティーがすごく気になる!!!」
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優人(プロフ) - ほんとにみすどさん??みすどさま??様か、(???)みすどさまの小説どれを見ても面白すぎて泣いてます更新頑張ってください (2020年4月25日 10時) (レス) id: 0718ecff1c (このIDを非表示/違反報告)
しののの - いやほんとに草です。草しか生えません。好き← (2020年1月26日 0時) (レス) id: 6a599a3a76 (このIDを非表示/違反報告)
腐りかけ - 毎話に笑いの神が降臨してる…毎回吹き出してます。これからも拝見させて頂きます。更新頑張ってください。 (2019年11月26日 16時) (レス) id: b69fe70fd6 (このIDを非表示/違反報告)
東雲 - とっても面白い作品ですね!!!! 更新待ってます (2019年10月8日 20時) (レス) id: 08942b1695 (このIDを非表示/違反報告)
shoto(プロフ) - 貴殿は神ですか……。 大家族もヤンデレも好きです。最高です。控えめに言って。頑張ってください。 (2019年9月3日 20時) (レス) id: ef163209c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みすど | 作成日時:2019年8月25日 17時