Lv.32 ページ35
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一｢まぁ…と言うことだから｣
あのあと、陰湿軍は騒ぎながら去っていった。
多分、いや絶対に私には手を出さないだろうな
無論、太一くんや天馬くんにも。
｢いやいやいや、理解するまでめっちゃ時間かかる…
多分分かった頃には一成くんの実習期間終わってる…｣
え？
てか、美大って研修あるの？？
まぁ、なくてもこんな世界って事で許してちょんまげって事で。あは。
一｢極力一緒にいれるね、Aちゃん｣
｢うんそうだねー｣
もはや心などこもっていない。
イライラMAXで歯を食いしばりながら返事をした。
一｢俺、助けてあげたのに｣
｢それはありがたいけど、
なんであのカメラアングルが私めせんなのかなぁ？｣
さっき一成くんが証拠と称して陰湿軍達に見せたカメラ。
あのアングルは私が撮らなきゃおかしい。
一｢なんで？？｣
｢とぼけないでよ…
だって、ちょうどこのへん………｣
制服のリボンを強めに握った時、なにかの違和感を感じた。
なんか、結び目の所にある……？
｢………え｣
制服のリボンは結ばなくていいようにもう形が出来てパッチンってするやつで(伝われ)
結び目なんて気にしたことなかったけど
｢………この小さいブツに見覚えないですかねぇ…カズナリミヨシさん…｣
結び目に上手く埋め込まれてた小さい小型カメラを見せつけると、一成くんは笑っていた。
一｢まかさ、今日からつけた小型カメラが役にたつとはね｣
｢今日から、だと？？
今後も気づかなかったら盗撮及び盗聴しようと？？｣
一｢いいじゃん、Aちゃんしか知らない事俺は見たいの
結果的に良かったしオールオッケー！｣
反省してないカズナリミヨシに腹が立ったが、
まぁ、救われた事は事実なのでこれ以上何も言わなかった。
ちくしょー、、、
｢ストーカーもしてたからｲｼﾞﾒも見つけられたもんね。感動する｣
一｢ストーカーだなんて人聞き悪い。
護衛だよAちゃんを守ってるの。悪い虫から｣
一成くんはまた小型カメラを結び目に埋め込んだ。
一｢なんかあったら直ぐに始末できるね。
たとえたいっちゃんでも……｣
そう言ってる瞳は闇に満ちていた。
ゾワゾワっと背中に恐怖が走る。
｢あ、えと、私戻るね、！｣
逃げるように教室に戻った。
また、とんでもないことになっちゃたな…。
そして小型カメラはまた天馬くんの下駄箱にほおり投げとく事にした。
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作者名：天然塩キャラメル | 作成日時：2018年8月30日 17時
