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今日くらい 続き ページ24

少しの罪悪感と一緒に持ってきた、綺麗にラッピングまでされているモノ。
お礼に、と持ってきたけど……ちゃんと渡せるかな。
彼は人気者だから今日は渡せないかもしれない。
もし、渡すのなら……朝にしよう。
放課後に呼び出すのは告白の定番だからね。
うん、そうしよう。そう決めてモノをバックにしまう。
すると、後ろから声が聞こえてきた。

「お、今日早いじゃん。はよー」

「あ、おはよう。いるまくん」

ん?

『おはよう。いるまくん………?』

「ってえええええ!?」

「え?なになに笑。どうした?」

良いのか悪いのか、このタイミングで現れたいるまくん。
そのまま続けて、なぁ。と話しかけられる。

「てか何持ってんの?それ。」

彼の視線が向けられていたのは私の手に握られているモノ。 カバンに仕舞おうとした瞬間を見られてしまったらしい。

「あ。え、っと。」
混乱している頭を無理やり働かせる。ふう、と息を吐いて、覚悟を決めて。

「こ、これっ…!」

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作者名:ゆう | 作成日時:2023年11月16日 17時

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