溺 続き ページ20
「ねね、」
ぼん、と彼の肩を軽く叩きこっちを向かせる。
「ん?」
ゆっくり振り向いてくれる彼。
思いっきり息を吸い込み、咥えている煙草を右手に持つ。 こちらを向いている彼の顔にふーッと煙を吹きかける。 驚いたのか一度キュッと目を瞑ってからニヤッと笑った彼に私は肩を抱かれる。
「もう一回?」
「ん、」
そう返事をすると、勢いよく唇を押しつけられる。
2人とも持っていたはずの煙草はいつのまにか灰になってベランダに落ちている。
真っ黒くなってしまった私達のように。
本当はもっとちゃんとした関係を築きたかったはずなのに。どうして。
そんな事を考えていると、頭をぐっと掴まれ、激しいキスをされる。
それに応えるように私も自分から舌を絡める。
もう、良いや、なんでも。
そうやってさ、溺れさせてよ。
もう何も考えられなくなるくらい_____
_____
遅くなってしまいすみません。
ところで、来週の更新ですが、
赤色担当の暇72さんのお誕生日があるため、お誕生日当日である2/9金曜日に更新したいと考えております。
少し予定とずれますがご理解下さい。
らんさん 溺
お読みいただきありがとうございましたm(__)m
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作者名:ゆう | 作成日時:2023年11月16日 17時