ワイテール

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「あっ、もー、シャークん強いよ」
「なかむが弱すぎるんじゃね？」

ゲームに夢中になっている3人を妨害するかのように
「あー、やっぱ無理だー」
と、大きな声がした。

「えっ？この声って…」
「きりやんだよね？」
「何で？」

3人の頭の上にはてなが並んだ。

ばたん、と勢いよく扉が開くと、案の定そこにはきりやんがいた。
その後ろにはぶるーく、きんときもいた。

「終わったの？」
「勝ったの？」

3人で戦うにしては早すぎる。
戦力も大幅に落ちているのに。

「勝てそうになかったからリタイアしてきた」
「時間もかかりそうだったし」
「なーんだ。そういうことだったんだ」

思いもよらぬことにスマイル、なかむ、シャークんは笑い出してしまいたした。


「昼ご飯作り忘れたから出前でいい？」
「おけ」
「俺が頼むわ。なににする？」
「んーと、ラーメンで」
「おっ、優勝頑張れよ」
「任せとけって」

いつどこにいても賑やかなワイテルズ。

この生活がいつまでも続きますように。

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