5 ページ5
「なんもないねぇ。」
村を出てから約３０分。
装備もしっかりしてきて気合いが入ってきたというところなのに、また何もない。
ただ、歩いているだけ。
「スマイルを強くしたってのに。」
「戦力が上がってきたのに。」
ため息混じりに呟く、きりやんとシャークん。
会話は続かずそれぞれが思っていることを呟いては黙る、の繰り返し。
そろそろ敵が出てきてもいいのに。
「ねぇ、あれって。」
長い沈黙を破ったなかむ。
なかむの指差した先には、大きな洞窟がありました。
「ついにか！」
「シャークん、ぶるーく、歩くの遅い。」
「いや、現実のデータが体力とスピードに反映してる。」
「僕これが限界なんだけど。」
「一旦休憩する？」
「そうしてくれるとありがたい。」
「んじゃ、そうするか。」
６人は木陰へ行き、座りました。
ピロピロ…
「うわっ、なんか来た！」
手につけていた時計にメールがきました。
「何？」
「見せて！」
―初クエストお疲れ様。海賊を倒したそこの勇者たちにお願いだよ！
今、この世界では怪奇現象が起きているんだ。
だから、君たちにはその怪奇現象を止めてほしいんだ。
やり方は簡単。
この世界にある6つの魔法石を集めて、お城にある祭壇に供えるだけ。
でも、魔法石を持っている６人のボスがいるから気をつけてね。
それじゃあ、頼んだよ！
「だって。」
「多分、ここの洞窟が１つ目だね。」
「まぁ、行くとするか。」
「勇者だもんね。」
「スマイル以外…な。」
「はぁ？俺も勇者だわ！」
「えーと、どこが？」
「全部だよ！」
「スマイル、頭大丈夫？」
「何でそうなるんだよ！」
「しょうがないなぁ。スマイルも勇者でいいよ。」
「いいよって…俺は立派な勇者だ！」
スマイルをいじりながら６人は洞窟の中へと進んで行きました。
６人はこの世界を守ることができるのか！？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レンヌ(プロフ) - CAさん» ほんとだ(笑)教えてくださりありがとうございます！ (2018年5月24日 19時) (
レス) id: a15c3e72e9 (このIDを非表示/違反報告)
CA(プロフ) - 塾から帰ってきました！最近忙しくてあまり見れない…(T ^ T)あの、シャークんは6人の中で…のところで、効きやすきのですって、効きやすいのです、では…？間違ってたらすみません！ (2018年5月23日 22時) (レス) id: da15cf2422 (このIDを非表示/違反報告)
レンヌ(プロフ) - ヒナっちさん» ありがとうございます！応援よろしくお願いします！ (2018年5月14日 21時) (レス) id: a15c3e72e9 (このIDを非表示/違反報告)
レンヌ(プロフ) - CAさん» ありがとうございます！それまでに更新できるようにします！ (2018年5月14日 21時) (レス) id: a15c3e72e9 (このIDを非表示/違反報告)
CA(プロフ) - 面白かったで〜す！15,16,17と小説が読めない(T ^ T)なので今のうちに！！次を楽しみにしてます！ (2018年5月14日 18時) (レス) id: da15cf2422 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
